第35回
令和4年度(2023年)

第35回の筆記試験では、総得点125点に対して合格基準点は75点でした。

問題一覧(全125問)

  1.  問題1  人間の尊厳と自立   

    利用者の生活の質(QOL)を高めるための介護実践に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  2.  問題2  人間の尊厳と自立   

    Aさん(25歳、男性、障害支援区分3)は、網膜色素変性症(retinitis pigmentosa)で、移動と外出先での排泄時(はいせつじ)に介助が必要である。同行援護を利用しながら、自宅で母親と暮らしている。音楽が好きなAさんは合唱サークルに入会していて、月1回の練習に参加している。合唱コンクールが遠方で行われることになった。同行援護を担当する介護福祉職は、Aさんから、「コンクールに出演したいが、初めての場所に行くことが心配である」と相談を受けた。介護福祉職のAさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  3.  問題3  人間関係とコミュニケーション   

    ストレス対処行動の一つである問題焦点型コーピングに当てはまる行動として、適切なものを1つ選びなさい。

  4.  問題4  人間関係とコミュニケーション   

    Bさん(80歳、女性)は、介護老人保健施設に入所が決まった。今日はBさんが施設に入所する日であり、C介護福祉職が担当者になった。C介護福祉職は、初対面のBさんとの信頼関係の形成に向けて取り組んだ。C介護福祉職のBさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  5.  問題5  人間関係とコミュニケーション   

    介護老人福祉施設は、利用者とその家族、地域住民等との交流を目的とした夏祭りを開催した。夏祭りには、予想を超えた来客があり、「違法駐車が邪魔で困る」という苦情が近隣の住民から寄せられた。そこで、次の夏祭りの運営上の改善に向けて職員間で話し合い、対応案を作成した。次の対応案のうち、PDCAサイクルのアクション(Action)に当たるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  6.  問題6  人間関係とコミュニケーション   

    D介護福祉職は、利用者に対して行っている移乗の介護がうまくできず、技術向上を目的としたOJTを希望している。次のうち、D介護福祉職に対して行うOJTとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  7.  問題7  社会の理解   

    社会福祉法に基づく、都道府県や市町村において地域福祉の推進を図ることを目的とする団体として、正しいものを1つ選びなさい。

  8.  問題8  社会の理解   

    近年、人と人、人と社会とがつながり、一人ひとりが生きがいや役割をもち、助け合いながら暮らしていくことのできる、包摂的なコミュニティ、地域や社会を創るという考え方が示されている。この考え方を表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  9.  問題9  社会の理解   

    我が国の社会保障制度の基本となる、1950年(昭和25年)の社会保障制度審議会による「社会保障制度に関する勧告」の内容として、最も適切なものを1つ選びなさい

  10.  問題10  社会の理解   

    Eさん(75歳、女性、要介護2)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。最近、Eさんの認知症(dementia)が進行して、家での介護が困難になり、介護老人福祉施設の申込みをすることにした。家族が訪問介護員(ホームヘルパー)に相談したところ、まだ要介護認定の有効期間が残っていたが、要介護状態区分の変更の申請ができることがわかった。家族が区分変更するときの申請先として、正しいものを1つ選びなさい。

  11.  問題11  社会の理解   

    Fさん(19歳、女性、身体障害者手帳2級)は、先天性の聴覚障害がある。Fさんは大学生で、授業のときは手話通訳者が配置されている。Fさんは筆記による定期試験を受けることになり、試験実施に関する配慮を大学に申し出た。次の記述のうち、Fさんの申し出を踏まえた合理的配慮として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  12.  問題12  社会の理解   

    我が国の「障害者権利条約」の批准(2014年〔平成26年〕)に向けて行われた、障害者基本法の改正(2011年〔平成23年〕)で新たに法律上に規定されたものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  13.  問題13  社会の理解   

    次のうち、「障害者総合支援法」の介護給付を利用するときに、利用者が最初に市町村に行う手続きとして、適切なものを1つ選びなさい。

  14.  問題14  社会の理解   

    「障害者総合支援法」の居宅介護を利用したときの利用者負担の考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  15.  問題15  社会の理解   

    「個人情報保護法」に基づくプライバシー保護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  16.  問題16  社会の理解   

    「高齢者虐待防止法」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  17.  問題17  社会の理解   

    発達障害のGさん(38歳、男性)は、高校生の頃に不登校になり、ずっとアルバイトをしながら、統合失調症(schizophrenia)の母親(65歳、精神保健福祉手帳2級)を介護してきた。母親に認知症(dementia)が疑われるようになったが、これからも二人で暮らし続けたいと考えたGさんは、相談支援事業所の介護福祉職に相談した。Gさんに対する介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  18.  問題18  社会の理解   

    生活困窮者自立支援法に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

  19.  問題19  こころとからだのしくみ   

    Hさん(75歳、男性)は、一人暮らしであるが、隣人と共に社会活動にも積極的に参加し、ゲートボールや詩吟、芸術活動など多くの趣味をもっている。また、多くの友人から、「Hさんは、毎日を有意義に生活している」と評価されている。Hさん自身も友人関係に満足している。ライチャード(Reichard, S.)による老齢期の性格類型のうち、Hさんに相当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  20.  問題20  こころとからだのしくみ   

    大脳の後頭葉にある機能局在として、適切なものを1つ選びなさい。

  21.  問題21  こころとからだのしくみ   

    立位姿勢を維持するための筋肉(抗重力筋)として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  22.  問題22  こころとからだのしくみ   

    廃用症候群(disuse syndrome)で起こる可能性があるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  23.  問題23  こころとからだのしくみ   

    褥瘡(じょくそう)の好発部位として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  24.  問題24  こころとからだのしくみ   

    次のうち、口臭の原因になりやすい状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  25.  問題25  こころとからだのしくみ   

    Jさん(82歳、女性)は、施設に入所している。Jさんは車いすで食堂に来て、箸やスプーンを使って、自分で食事をしている。主食は普通食、おかずは刻み食で全量摂取している。最近、車いすからずり落ちる傾向があり、首が後屈した姿勢で食事をし、むせることが多くなった。Jさんが誤嚥(ごえん)をしないようにするための最初の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  26.  問題26  こころとからだのしくみ   

    次のうち、誤嚥(ごえん)しやすい高齢者の脱水予防のために確認することとして、最も優先すべきものを1つ選びなさい。

  27.  問題27  こころとからだのしくみ   

    健康な成人の便の生成で、上行結腸の次に内容物が通過する部位として、正しいものを1つ選びなさい。

  28.  問題28  こころとからだのしくみ   

    高齢者の睡眠薬の使用に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  29.  問題29  こころとからだのしくみ   

    大切な人を亡くした後にみられる、寂しさやむなしさ、無力感などの精神的反応や、睡眠障害、食欲不振、疲労感などの身体的反応を表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  30.  問題30  こころとからだのしくみ   

    死が近づいているときの身体の変化として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  31.  問題31  発達と老化の理解   

    今、発達の実験のために、図のようなテーブル(テーブル表面の左半分が格子柄、右半分が透明な板で床の格子柄が透けて見える)の左端に、Kさん(1歳1か月)を座らせた。テーブルの反対側には母親が立っている。Kさんは、格子柄と透明な板との境目でいったん動くのをやめて、怖がった表情で母親の顔を見た。母親が穏やかにほほ笑むと、Kさんは母親の方に近づいていった。Kさんの行動を説明する用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  32.  問題32  発達と老化の理解   

    コールバーグ(Kohlberg, L.)による道徳性判断に関する次の記述のうち、最も高い発達の段階を示すものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  33.  問題33  発達と老化の理解   

    標準的な発育をしている子どもの体重が、出生時の約2倍になる時期として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  34.  問題34  発達と老化の理解   

    ストローブ(Stroebe, M.S.)とシュト(Schut, H.)による悲嘆のモデルでは、死別へのコーピングには喪失志向と回復志向の2種類があるとされる。喪失志向のコーピングとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  35.  問題35  発達と老化の理解   

    加齢の影響を受けにくい認知機能として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  36.  問題36  発達と老化の理解   

    高齢期の腎・泌尿器系の状態や変化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  37.  問題37  発達と老化の理解   

    老年期の変形性膝関節症(knee osteoarthritis)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  38.  問題38  発達と老化の理解   

    高齢者の脱水に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  39.  問題39  認知症の理解   

    次のうち、2019年(令和元年)の認知症施策推進大綱の5つの柱に示されているものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  40.  問題40  認知症の理解   

    次の記述のうち、見当識障害に関する質問として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  41.  問題41  認知症の理解   

    アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)の、もの盗られ妄想に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  42.  問題42  認知症の理解   

    慢性硬膜下血腫(chronic subdural hematoma)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  43.  問題43  認知症の理解   

    Lさん(83歳、女性、要介護1)は、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)である。一人暮らしで、週2回、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問すると、息子が来ていて、「最近、母が年金の引き出しや、水道代の支払いを忘れるようだ。日常生活自立支援事業というものがあると聞いたことがあるが、どのような制度なのか」と質問があった。訪問介護員(ホームヘルパー)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  44.  問題44  認知症の理解   

    認知症ケアの技法であるユマニチュードに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  45.  問題45  認知症の理解   

    現行の認知症サポーターに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  46.  問題46  認知症の理解   

    認知症ケアパスに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  47.  問題47  認知症の理解   

    認知症ライフサポートモデルに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  48.  問題48  認知症の理解   

    Mさん(88歳、女性)は、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。夫と二人暮らしで、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問したときに夫から、「最近、日中することがなく寝てしまい、夜眠れていないようだ」と相談を受けた。訪問介護員(ホームヘルパー)は、Mさんが長年していた裁縫を日中にしてみることを勧めた。早速、裁縫をしてみるとMさんは、短時間で雑巾を縫うことができた。Mさんの裁縫についての記憶として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  49.  問題49  障害の理解   

    ストレングス(strength)の視点に基づく利用者支援の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  50.  問題50  障害の理解   

    1960年代のアメリカにおける自立生活運動(IL運動)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  51.  問題51  障害の理解   

    「障害者虐待防止法」における、障害者に対する著しい暴言が当てはまる障害者虐待の類型として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  52.  問題52  障害の理解   

    上田敏の障害受容のモデルにおける受容期の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  53.  問題53  障害の理解   

    次のうち、四肢麻痺(ししまひ)を伴う疾患や外傷として、適切なものを1つ選びなさい。

  54.  問題54  障害の理解   

    学習障害の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  55.  問題55  障害の理解   

    Aさん(60歳、男性)は、脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)のため、物をつかもうとすると手が震え、起立時や歩行時に身体がふらつき、ろれつが回らないため発語が不明瞭である。次のうち、Aさんの現在の症状に該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  56.  問題56  障害の理解   

    Bさん(21歳、男性)は、統合失調症(schizophrenia)を発症し、継続した内服によって幻覚や妄想などの症状は改善しているが、意欲や自発性が低下して引きこもりがちである。現在、Bさんは、外来に通院しながら自宅で生活していて、就労を考えるようになってきた。介護福祉職が就労に向けて支援するにあたり留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  57.  問題57  障害の理解   

    Cさん(3歳)は、24時間の人工呼吸器管理、栄養管理と体温管理が必要であり、母親(32歳)が生活全般を支えている。Cさんの母親は、「発達支援やショートステイを活用したいのに、市内に事業所がない。ほかにも困っている家族がいる」とD相談支援専門員に伝えた。D相談支援専門員が、課題の解決に向けて市(自立支援)協議会に働きかけたところ、市内に該当する事業所がないことが明らかになった。この事例で、地域におけるサービスの不足を解決するために、市(自立支援)協議会に期待される機能・役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  58.  問題58  障害の理解   

    Eさん(38歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症し、病院に入院していた。退院時に、右片麻痺(みぎかたまひ)と言語障害があったため、身体障害者手帳2級の交付を受けた。現在、Eさんと家族の希望によって、自宅で生活しているが、少しずつ生活に支障が出てきている。Eさんの今後の生活を支えるために、障害福祉サービスの利用を前提に多職種連携による支援が行われることになった。Eさんに関わる関係者が果たす役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  59.  問題59  医療的ケア   

    消毒と滅菌に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  60.  問題60  医療的ケア   

    次の記述のうち、成人の正常な呼吸状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  61.  問題61  医療的ケア   

    喀痰吸引(かくたんきゅういん)を行う前の準備に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  62.  問題62  医療的ケア   

    胃ろうによる経管栄養での生活上の留意点の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  63.  問題63  医療的ケア   

    Fさん(87歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。嚥下機能(えんげきのう)が低下したため、胃ろうによる経管栄養が行われている。担当の介護福祉士は、Fさんの経管栄養を開始して、しばらく観察した。その後、15分後に訪室すると、Fさんが嘔吐(おうと)して、意識はあるが苦しそうな表情をしていた。介護福祉士は、すぐに経管栄養を中止して看護職員を呼んだ。看護職員が来るまでの介護福祉士の対応として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。

  64.  問題64  介護の基本   

    利用者主体の考えに基づいた訪問介護員(ホームヘルパー)の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  65.  問題65  介護の基本   

    「求められる介護福祉士像」で示された内容に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  66.  問題66  介護の基本   

    社会福祉士及び介護福祉士法に規定されている介護福祉士の責務として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  67.  問題67  介護の基本   

    Aさん(85歳、女性、要介護1)は夫と二人暮らしで、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。Aさんは認知症(dementia)の進行によって、理解力の低下がみられる。ある日、Aさんが訪問介護員(ホームヘルパー)に、「受けているサービスをほかのものに変更したい」「夫とは仲が悪いので話したくない」と、不安な様子で話した。意思決定支援を意識した訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  68.  問題68  介護の基本   

    すべての人が暮らしやすい社会の実現に向けて、どこでも、だれでも、自由に、使いやすくという考え方を表す用語として、適切なものを1つ選びなさい。

  69.  問題69  介護の基本   

    Bさん(82歳、女性、要介護2)は、若いときに夫を亡くし、家で仕事をしながら子どもを一人で育てた。夫や子どもと過ごした家の手入れは毎日欠かさず行っていた。数年前に、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断され、認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)に入居した。夕方になると、「私、家に帰らないといけない」と介護福祉職に何度も訴えている。Bさんに対する介護福祉職の声かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  70.  問題70  介護の基本   

    介護保険施設の駐車場で、下記のマークを付けた車の運転手が困った様子で手助けを求めていた。介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  71.  問題71  介護の基本   

    介護保険施設における専門職の役割に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  72.  問題72  介護の基本   

    介護の現場におけるチームアプローチ(team approach)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  73.  問題73  介護の基本   

    利用者の危険を回避するための介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  74.  問題74  コミュニケーション技術   

    次のうち、閉じられた質問として、適切なものを1つ選びなさい。

  75.  問題75  コミュニケーション技術   

    利用者の家族と信頼関係を形成するための留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  76.  問題76  コミュニケーション技術   

    Cさん(75歳、男性)は、老人性難聴(presbycusis)があり、右耳は中等度難聴、左耳は高度難聴である。耳かけ型補聴器を両耳で使用して静かな場所で話せば、なんとか相手の話を聞き取ることができる。Cさんとの1対1のコミュニケーションの方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  77.  問題77  コミュニケーション技術   

    Dさん(90歳、女性、要介護5)は、重度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)である。介護福祉職は、Dさんに声かけをして会話をしているが、最近、自発的な発語が少なくなり、会話中に視線が合わないことも増えてきたことが気になっている。Dさんとのコミュニケーションをとるための介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  78.  問題78  コミュニケーション技術   

    介護実践の場で行われる、勤務交代時の申し送りの目的に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  79.  問題79  コミュニケーション技術   

    Eさん(87歳、女性、要介護3)は、介護老人福祉施設に入所していて、認知症(dementia)がある。ある日、担当のF介護福祉職がEさんの居室を訪問すると、Eさんは、イライラした様子で、「私の財布が盗まれた」と言ってベッドの周りをうろうろしていた。一緒に探すと、タンスの引き出しの奥から財布が見つかった。F介護福祉職は、Eさんのケアカンファレンス(care conference)に出席して、この出来事について情報共有することにした。Eさんの状況に関する報告として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  80.  問題80  生活支援技術   

    Gさん(79歳、女性、要介護3)は、介護老人福祉施設に入所して、3週間が経過した。施設での生活には慣れてきているが、居室でテレビを見て過ごす時間が長くなった。ある時、Gさんが、「気分転換に台所を借りて、自分でおやつを作ってみたい」と介護福祉職に話した。Gさんのレクリエーション活動の計画作成にあたり、介護福祉職が留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  81.  問題81  生活支援技術   

    高齢者の安全な移動に配慮した階段の要件として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  82.  問題82  生活支援技術   

    介護予防教室で介護福祉職が行う安定した歩行に関する助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  83.  問題83  生活支援技術   

    T字杖(てぃーじつえ)を用いて歩行する左片麻痺(ひだりかたまひ)の利用者が、20cm幅の溝をまたぐときの介護方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  84.  問題84  生活支援技術   

    総義歯の取扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  85.  問題85  生活支援技術   

    Hさん(82歳、男性、要介護2)は、一人暮らしで、週1回、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。訪問時に、「足の爪が伸びているので、切ってほしい」と依頼された。爪を切ろうとしたところ、両足とも親指の爪が伸びて両端が皮膚に食い込んで赤くなっていて、触ると熱感があった。親指の状態を確認した訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  86.  問題86  生活支援技術   

    左片麻痺(ひだりかたまひ)の利用者が、前開きの上着をベッド上で臥床(がしょう)したまま交換するときの介護の基本に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  87.  問題87  生活支援技術   

    利用者が食事中にむせ込んだときの介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  88.  問題88  生活支援技術   

    テーブルで食事の介護を行うときの留意点に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  89.  問題89  生活支援技術   

    逆流性食道炎(reflux esophagitis)の症状がある利用者への助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  90.  問題90  生活支援技術   

    ベッド上で臥床(がしょう)している利用者の洗髪の基本に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  91.  問題91  生活支援技術   

    目の周囲の清拭の方法を図に示す。矢印は拭く方向を表している。次のA~Eのうち、基本的な清拭の方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  92.  問題92  生活支援技術   

    Jさん(85歳、女性、要介護2)は、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)である。時間をかければ一人で洗身、洗髪もできるが、ズボンの上に下着を着る行為がみられたため、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。Jさんの入浴時における訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  93.  問題93  生活支援技術   

    胃・結腸反射を利用して、生理的排便を促すための介護福祉職の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  94.  問題94  生活支援技術   

    利用者の便失禁を改善するための介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  95.  問題95  生活支援技術   

    女性利用者のおむつ交換をするときに行う陰部洗浄の基本に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  96.  問題96  生活支援技術   

    Kさん(76歳、女性、要介護2)は、介護老人保健施設に入所している。日頃から、「排泄(はいせつ)は最期まで他人の世話にならない」と言い、自分でトイレに行き排泄(はいせつ)している。先日、趣味活動に参加しているときにトイレに間に合わず失禁した。その後、トイレの近くで過ごすことが多くなり、趣味活動に参加することが少なくなった。Kさんを観察すると、1日の水分摂取量、排尿量は変わりないが、日中の排尿回数(はいにょうかいすう)が増えていることがわかった。Kさんへの介護福祉職の最初の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  97.  問題97  生活支援技術   

    ノロウイルス(Norovirus)による感染症の予防のための介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  98.  問題98  生活支援技術   

    弱視で物の区別がつきにくい人の調理と買い物の支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  99.  問題99  生活支援技術   

    次の記述のうち、関節リウマチ(rheumatoid arthritis)のある人が、少ない負担で家事をするための介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  100.  問題100  生活支援技術   

    睡眠の環境を整える介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  101.  問題101  生活支援技術   

    利用者の入眠に向けた介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  102.  問題102  生活支援技術   

    終末期で終日臥床(しゅうじつがしょう)している利用者に対する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  103.  問題103  生活支援技術   

    介護老人福祉施設に入所している利用者の看取りにおける、介護福祉職による家族への支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  104.  問題104  生活支援技術   

    利用者の障害特性に適した福祉用具の選択に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  105.  問題105  生活支援技術   

    福祉用具等を安全に使用するための方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  106.  問題106  介護過程   

    介護過程を展開する目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  107.  問題107  介護過程   

    次のうち、介護過程を展開した結果を評価する項目として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。

  108.  問題108  介護過程   

    次の記述のうち、居宅サービス計画と訪問介護計画の関係として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  109.  問題109  介護過程   

    〔問題〕Lさんが急に立ち止まった行動の解釈として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  110.  問題110  介護過程   

    〔問題〕Lさんの状況から、短期目標と支援内容を見直すためのカンファレンス(conference)が開かれた。担当する介護福祉職の提案として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。

  111.  問題111  介護過程   

    〔問題〕次のうち、Mさんの発言から、個別支援計画を立案するために、介護福祉職が把握すべき情報として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。

  112.  問題112  介護過程   

    〔問題〕いくつかのスポーツクラブを見学後、介護福祉職はMさんから、「このスポーツクラブが近いから、入会前に体験したい」と伝えられた。Mさんへの介護福祉職の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  113.  問題113  介護過程   

    介護福祉職が事例研究を行う目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  114.  問題114  総合問題   

    〔問題〕図は脳を模式的に示したものである。Aさんの脳に萎縮が顕著にみられる部位として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  115.  問題115  総合問題   

    〔問題〕地域包括ケアシステムにおいて、Aさんの雪かきの課題への対応を示すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  116.  問題116  総合問題   

    〔問題〕ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)がAさんの自宅を訪れ、一包化された薬の服薬状況を確認したところ、残薬があった。Aさんに服薬状況を確認すると、薬を飲んだかどうか、わからなくなることがあるという返答があった。訪問介護員(ホームヘルパー)は、Aさんとの会話から、日時に関する見当識に問題はないことを確認した。Aさんの薬の飲み忘れを防止するための対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  117.  問題117  総合問題   

    〔問題〕入所から2か月が経過した。C介護福祉士は、Bさんの四点杖歩行(よんてんづえほこう)の様子を観察したところ、左立脚相と比べて、右立脚相が短いことが気になった。Bさんの短期目標を達成するために、理学療法士と相談して、転倒予防の観点から、見守り歩行をするときの介護福祉職の位置について、改めて周知することにした。Bさんの四点杖歩行(よんてんづえほこう)を見守るときに介護福祉職が立つ位置として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  118.  問題118  総合問題   

    〔問題〕C介護福祉士がBさんとコミュニケーションをとるための方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  119.  問題119  総合問題   

    〔問題〕入所から3か月後、C介護福祉士は、Bさんの四点杖歩行(よんてんづえほこう)が安定してきたことを確認して介護計画を見直すことにした。C介護福祉士がBさんに、今後の生活について確認したところ、居室から食堂まで、四点杖(よんてんづえ)で一人で歩けるようになりたいと思っていることがわかった。Bさんの現在の希望に沿って介護計画を見直すときに、最も優先すべきものを1つ選びなさい。

  120.  問題120  総合問題   

    〔問題〕Dさんにみられた失行として、適切なものを1つ選びなさい。

  121.  問題121  総合問題   

    〔問題〕Dさんへの食事の支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  122.  問題122  総合問題   

    〔問題〕介護福祉職は、Dさんに生産活動ができるサービスの利用を提案したいと考えている。次のうち、Dさんの発言内容に合う障害福祉サービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  123.  問題123  総合問題   

    〔問題〕Eさんのストレングス(strength)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  124.  問題124  総合問題   

    〔問題〕V障害者支援施設では定期的に災害に備えた避難訓練を行っている。Eさんの特性を考慮して実施する避難訓練に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  125.  問題125  総合問題   

    〔問題〕V障害者支援施設が、災害発生に備えて取り組む活動として、最も適切なものを1つ選びなさい。

監修者のご紹介

  • 高野晃伸
    中部学院大学短期大学部社会福祉学科 教授

    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

    ホームページ|中部学院大学プロフィールページ

    高野晃伸のプロフィール

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  • 高野晃伸
    中部学院大学短期大学部社会福祉学科 教授

    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

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