障害の理解

領域「こころとからだのしくみ」の科目「障害の理解」からは10問が出題されます

問題一覧(全70問)

  1.  第35回:令和4年度(2023年)

    ストレングス(strength)の視点に基づく利用者支援の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  2.  第35回:令和4年度(2023年)

    1960年代のアメリカにおける自立生活運動(IL運動)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  3.  第35回:令和4年度(2023年)

    「障害者虐待防止法」における、障害者に対する著しい暴言が当てはまる障害者虐待の類型として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  4.  第35回:令和4年度(2023年)

    上田敏の障害受容のモデルにおける受容期の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  5.  第35回:令和4年度(2023年)

    次のうち、四肢麻痺(ししまひ)を伴う疾患や外傷として、適切なものを1つ選びなさい。

  6.  第35回:令和4年度(2023年)

    学習障害の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  7.  第35回:令和4年度(2023年)

    Aさん(60歳、男性)は、脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)のため、物をつかもうとすると手が震え、起立時や歩行時に身体がふらつき、ろれつが回らないため発語が不明瞭である。次のうち、Aさんの現在の症状に該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  8.  第35回:令和4年度(2023年)

    Bさん(21歳、男性)は、統合失調症(schizophrenia)を発症し、継続した内服によって幻覚や妄想などの症状は改善しているが、意欲や自発性が低下して引きこもりがちである。現在、Bさんは、外来に通院しながら自宅で生活していて、就労を考えるようになってきた。介護福祉職が就労に向けて支援するにあたり留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  9.  第35回:令和4年度(2023年)

    Cさん(3歳)は、24時間の人工呼吸器管理、栄養管理と体温管理が必要であり、母親(32歳)が生活全般を支えている。Cさんの母親は、「発達支援やショートステイを活用したいのに、市内に事業所がない。ほかにも困っている家族がいる」とD相談支援専門員に伝えた。D相談支援専門員が、課題の解決に向けて市(自立支援)協議会に働きかけたところ、市内に該当する事業所がないことが明らかになった。この事例で、地域におけるサービスの不足を解決するために、市(自立支援)協議会に期待される機能・役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  10.  第35回:令和4年度(2023年)

    Eさん(38歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症し、病院に入院していた。退院時に、右片麻痺(みぎかたまひ)と言語障害があったため、身体障害者手帳2級の交付を受けた。現在、Eさんと家族の希望によって、自宅で生活しているが、少しずつ生活に支障が出てきている。Eさんの今後の生活を支えるために、障害福祉サービスの利用を前提に多職種連携による支援が行われることになった。Eさんに関わる関係者が果たす役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  11.  第34回:令和3年度(2022年)

    障害者の法的定義に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  12.  第34回:令和3年度(2022年)

    半側空間無視に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  13.  第34回:令和3年度(2022年)

    Dさん(35歳、男性)は重度の知的障害があり、地元の施設入所支援を利用している。Dさんの友人Eさんは、以前に同じ施設入所支援を利用していて、現在は共同生活援助(グループホーム)で暮らしている。Dさんは、共同生活援助(グループホーム)で生活するEさんの様子を見て、その生活に関心をもったようである。施設の職員は、Dさんの共同生活援助(グループホーム)での生活は、適切な援助を受ければ可能であると考えている。一方、Dさんの母親は、親亡き後の不安から施設入所支援を継続させたいと思っている。介護福祉職が現時点で行うDさんへの意思決定支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  14.  第34回:令和3年度(2022年)

    筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)では出現しにくい症状として、適切なものを1つ選びなさい。

  15.  第34回:令和3年度(2022年)

    Fさん(21歳、男性)は、交通事故による頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)で重度の四肢麻痺(ししまひ)になった。最近はリハビリテーションに取り組まず、周囲の人に感情をぶつけ強くあたるようになった。介護福祉職の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  16.  第34回:令和3年度(2022年)

    Gさんはパーキンソン病(Parkinson disease)と診断され、薬物療法が開始されている。立位で重心が傾き、歩行中に停止することや向きを変えることが困難である。Gさんのこの症状を表現するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  17.  第34回:令和3年度(2022年)

    障害者への理解を深めるために有効なアセスメントツールの1つであるエコマップが表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  18.  第34回:令和3年度(2022年)

    「障害者総合支援法」で定める協議会に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  19.  第34回:令和3年度(2022年)

    障害者が障害福祉サービスを利用するために相談支援専門員が作成する計画として、正しいものを1つ選びなさい。

  20.  第34回:令和3年度(2022年)

    Hさん(45歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症して半年間入院した。退院してからは、障害者支援施設に入所して自立訓練を受けている。2か月ほど過ぎたが、右片麻痺(みぎかたまひ)と言語障害が残っている。妻のJさん(35歳)はパート勤務で、小学3年生の子どもがいて、将来が見えずに不安な気持ちである。家族に対する介護福祉職の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  21.  第33回:令和2年度(2021年)

    ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の社会モデルに基づく障害のとらえ方に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  22.  第33回:令和2年度(2021年)

    リハビリテーションに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

  23.  第33回:令和2年度(2021年)

    「Nothing about us without us(私たち抜きに私たちのことを決めるな)」の考え方のもとに、障害者が作成の段階から関わり、その意見が反映されて成立したものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  24.  第33回:令和2年度(2021年)

    Dさん(31歳、男性)は、脊髄損傷(spinal cord injury)による対麻痺(ついまひ)で、リハビリテーションのため入院中である。車いすでの日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)は自立したが、退院後自宅で生活するときに、褥瘡(じょくそう)が生じないか心配している。Dさんの褥瘡(じょくそう)が発生しやすい部位として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  25.  第33回:令和2年度(2021年)

    脊髄の完全損傷で、プッシュアップが可能となる最上位のレベルとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  26.  第33回:令和2年度(2021年)

    筋ジストロフィー(muscular dystrophy)の病態について、適切なものを1つ選びなさい。

  27.  第33回:令和2年度(2021年)

    「障害者虐待防止法」の心理的虐待に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

  28.  第33回:令和2年度(2021年)

    心臓機能障害のある人に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  29.  第33回:令和2年度(2021年)

    発達障害のEさん(5歳、男性)の母親(28歳)は、Eさんのことを一生懸命に理解しようと頑張っている。しかし、うまくいかないことも多く、子育てに自信をなくし、どうしたらよいのかわからずに一人で悩んでいる様子が見られる。母親への支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  30.  第33回:令和2年度(2021年)

    「2016年(平成28年)生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」(厚生労働省)における身体障害者手帳所持者の日常的な情報入手手段として、最も割合が高いものを1つ選びなさい。

  31.  第32回:令和元年度(2020年)

    ICIDH(International Classification of Impairments,Disabilities and Handicaps:国際障害分類)における能力障害として、適切なものを1つ選びなさい。

  32.  第32回:令和元年度(2020年)

    「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

  33.  第32回:令和元年度(2020年)

    痙直型(けいちょくがた)や不随意運動型(アテトーゼ型〔athetosis〕)などの分類がある疾患として、正しいものを1つ選びなさい。

  34.  第32回:令和元年度(2020年)

    内因性精神障害に分類される疾患として、正しいものを1つ選びなさい。

  35.  第32回:令和元年度(2020年)

    Fさん(26歳)は重度の知的障害があり、施設入所支援を利用している。次のうち、Fさんが地域移行するときの社会資源として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  36.  第32回:令和元年度(2020年)

    自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)の特性として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  37.  第32回:令和元年度(2020年)

    筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  38.  第32回:令和元年度(2020年)

    Gさん(56歳、男性)は、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)に伴う眼底出血を繰り返して、治療を受けていた。医師から失明は避けられないと説明を受けた。その後、Gさんは周囲に怒りをぶつけたり、壁に頭を打ちつけたりという行動がみられるようになった。このときのGさんの障害受容の状況として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  39.  第32回:令和元年度(2020年)

    パーキンソン病(Parkinson disease)のHさんは、最近、立位時の前傾姿勢が強くなり、歩行時の方向転換が不安定になり始めた。日常生活動作には介助を必要としない。Hさんのホーエン・ヤール重症度分類として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  40.  第32回:令和元年度(2020年)

    制度化された地域の社会資源として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  41.  第31回:平成30年度(2019年)

    ノーマライゼーション(normalization)の理念を8つの原理にまとめた人物として、正しいものを1つ選びなさい。

  42.  第31回:平成30年度(2019年)

    世界保健機関(WHO)によるリハビリテーションの定義で、「利き手の交換」が該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  43.  第31回:平成30年度(2019年)

    対麻痺(ついまひ)を生じる疾患として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  44.  第31回:平成30年度(2019年)

    統合失調症(schizophrenia)の特徴的な症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  45.  第31回:平成30年度(2019年)

    知的障害の特徴に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  46.  第31回:平成30年度(2019年)

    発達障害者が一般就労に向けて利用するサービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  47.  第31回:平成30年度(2019年)

    網膜色素変性症(retinitis pigmentosa)の初期の症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  48.  第31回:平成30年度(2019年)

    上田敏による障害受容のステージ理論の5つの心理過程のうち、最初の段階として、正しいものを1つ選びなさい。

  49.  第31回:平成30年度(2019年)

    関節リウマチ(rheumatoid arthritis)の人の日常生活上の留意点として、適切なものを1つ選びなさい。

  50.  第31回:平成30年度(2019年)

    右利きのCさん(73歳、男性)は脳梗塞(cerebral infarction)を発症して、回復期リハビリテーション病棟に入院中である。左片麻痺(ひだりかたまひ)のため、歩行は困難である。他の患者とも交流せず、病室に閉じこもりがちであったため、多職種チームによるカンファレンス(conference)が開かれた。現時点のCさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  51.  第30回:平成29年度(2018年)

    ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の社会モデルに関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  52.  第30回:平成29年度(2018年)

    障害福祉計画において、ノーマライゼーション(normalization)の理念に沿って設定されている成果目標として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  53.  第30回:平成29年度(2018年)

    「ソーシャルインクルージョン(social inclusion)」を説明する内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  54.  第30回:平成29年度(2018年)

    高次脳機能障害(higher brain dysfunction)の主な症状の1つである社会的行動障害に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

  55.  第30回:平成29年度(2018年)

    自閉症(autism)の特性に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

  56.  第30回:平成29年度(2018年)

    G君(12歳、男性)は現在、小学校に通学している。小さい頃から、集中力が乏しい、じっとしていられない、順番が待てないなどの症状が指摘されていた。また、このような行動に対して友人や周囲の大人から注意を受けることが多く、自信が持てないでいた。心配した母親は、紹介を受けて発達障害者支援センターに相談することにした。G君に対する支援方法の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  57.  第30回:平成29年度(2018年)

    言語機能障害を来す難病として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。

  58.  第30回:平成29年度(2018年)

    適応機制の1つである「退行」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  59.  第30回:平成29年度(2018年)

    相談支援専門員の業務として、適切なものを1つ選びなさい。

  60.  第30回:平成29年度(2018年)

    Hさん(女性)は、長男J君(3歳)が通園中の保育所の保育士から、「J君は言語などの発達に遅れがあるようだ」と伝えられた。子どもの将来に不安を感じたHさんは、知り合いの介護福祉職に相談した。介護福祉職がHさんに対して行うアドバイスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  61.  第29回:平成28年度(2017年)

    Dさん(30歳、女性)は、脳性麻痺(のうせいまひ)(cerebral palsy)で下肢の運動機能障害があり、電動車いすを使用している。Dさんは、自己決定・自己責任による生活をしたいと考えて、一人暮らしを始めた。週に一度ピアカウンセリング(peer counseling)のボランティアをして、友人と一緒に趣味の映画鑑賞に出かけることを楽しみにしている。Dさんに関する次の記述のうち、ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の「環境因子」に分類されるものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  62.  第29回:平成28年度(2017年)

    老人性難聴(presbycusis)の特徴として、正しいものを1つ選びなさい。

  63.  第29回:平成28年度(2017年)

    うつ病(depression)で活動性が低下している利用者への介護福祉職の対応として、適切なものを1つ選びなさい。

  64.  第29回:平成28年度(2017年)

    広汎性発達障害(pervasive developmental disorder)の特性として、適切なものを1つ選びなさい。

  65.  第29回:平成28年度(2017年)

    筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)にみられる特徴的な障害として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  66.  第29回:平成28年度(2017年)

    障害受容過程の「ショック期」に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

  67.  第29回:平成28年度(2017年)

    下図の自助具を使用する疾患として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  68.  第29回:平成28年度(2017年)

    ホーエン・ヤール重症度分類でステージ3にあるパーキンソン病(Parkinson disease)の人の日常生活の留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  69.  第29回:平成28年度(2017年)

    リハビリテーションに関わる医療職の役割として、適切なものを1つ選びなさい。

  70.  第29回:平成28年度(2017年)

    Eさん(31歳、女性)は、Fちゃん(5歳)と二人暮らしである。自宅で仕事をしながら、重症心身障害のあるFちゃんを介護している。Fちゃんの食事は刻み食で、介助が必要である。昼も夜も2~3時間おきに痰(たん)の吸引を行わなければならない。Eさんの平均睡眠時間は4時間である。Eさんは、「眠れなくて疲れが取れない」と訴えている。Eさんへの介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

監修者のご紹介

  • 高野晃伸
    中部学院大学短期大学部社会福祉学科 教授

    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

    ホームページ|中部学院大学プロフィールページ

    高野晃伸のプロフィール

監修者のご紹介

  • 高野晃伸
    中部学院大学短期大学部社会福祉学科 教授

    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

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