第29回:平成28年度(2017年) 問題1 人間の尊厳と自立

Aさん(78歳、女性)は介護老人福祉施設で生活している。脳血管障害(cerebrovascular disorder)による左片麻痺(ひだりかたまひ)で、杖(つえ)を使って歩行し、自力で移動していた。Aさんは、廊下や食堂でいつも職員や他の利用者に声をかけ、誰にでも気遣う人だった。ある日、食堂のいすに足が触れて転倒して、捻挫の痛みで歩くことができなくなり、車いすでの移動になった。捻挫は1週間ほどで完治したが、Aさんは歩くことを拒み、現在でも車いすでの移動を続けている。Aさんは徐々に口数も少なくなり、「歩くことが不安だ。周りに迷惑をかけてしまう」と言い、何に対しても消極的な様子がみられた。
Aさんに対する介護福祉職の関わりとして、最も適切なもの1つ選びなさい。

  1. 1
    Aさんは口数が少ない様子なので、できるだけ話しかけないように心がける。
  2. 2
    Aさんの自立を考えて、再び歩くことができるように何度も声をかける。
  3. 3
    仲の良い利用者に、頑張って歩くように励ましてもらう。
  4. 4
    Aさんの担当の介護福祉職に、再び歩くように説得してもらう。
  5. 5
    食堂のテーブルやいすの配置を見直して、一緒に歩いてみようと働きかける。
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監修者のご紹介

  • 高野晃伸
    中部学院大学短期大学部社会福祉学科 教授

    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

    ホームページ|中部学院大学プロフィールページ

    高野晃伸のプロフィール

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