グループホームに転職したいけど、志望動機がうまく書けない……。そんな方に向けて、グループホームの特徴と志望動機の書き方、そして状況別に7つの例文を紹介します。

グループホームの志望動機の例文を今すぐ見たい!という方はこちら

グループホームとは? 施設の特徴は? ほかの施設との違いは?

グループホーム施設の主な特徴。認知症の高齢者のみが入居する施設。日常生活やレクを通して自立支援をおこなう

まず、グループホームがどんな施設なのかを理解しておきましょう。

1.認知症の高齢者のみが入居する施設

グループホームは、認知症の高齢者が共同生活を送る地域密着型サービスです。5~9人の利用者さんを”ユニット”に分け、最大2ユニット18人までが定員の小規模な施設です。

※地域密着型サービスとは、高齢者が可能な限り自宅や住み慣れた地域で生活を継続することを目的にした介護保険サービスです。

グループホームの入居条件
  • 原則65歳以上で、要支援2または要介護1以上
  • 認知症の診断を受けている
  • 施設と同じ自治体に住民票がある
  • 共同生活を送ることができる

職員は24時間体制で利用者さんのケアを行い、認知症の方が自立した生活をより長く送るためのサポートをします。

医師や看護師の配置義務がないので医療行為は原則行いませんが、最近では医師や看護師を配置していたり、訪問看護ステーションを併設している施設も出てきています。

2.日常生活やレクを通して自立支援を行う

グループホームのサービスの特徴として、認知症の方の身体機能や認知機能の維持・向上のために、利用者さんと職員が一緒に日常生活を送ることが挙げられます。

例えば、食事の買い出しや調理・配膳、掃除や洗濯などの作業を利用者さんと一緒に行います。また、利用者さんの状態に合わせて必要な食事介助、口腔ケア、入浴介助、排泄介助を提供します。

さらに、認知症を改善したり、進行を遅らせることを目的として、レクやリハビリに力を入れているのもグループホームの特徴です。施設ごとにさまざまな行事を行ったり、園芸療法や音楽療法、ペットを飼うなどの取り組みを行っています。

グループホームに採用される志望動機のポイント

志望動機をわかりやすくまとめるための構成を紹介したうえで、グループホームに採用されるための志望動機のポイントを解説します。

志望動機は3つの要素で構成しよう

志望動機は、履歴書に書く場合も、面接で回答する場合も、以下の3つの要素で作成しましょうわかりやすい構成の志望動機は、採用担当者に熱意が伝わりやすくなります。

  1. 結論:なぜその施設に入職したいのか
  2. 経験(きっかけや根拠):どのような経験から、その施設で働きたいと思ったのか
  3. 入職後のイメージ:入職後、その施設でどのような活躍をしたいか

※志望動機の詳しい書き方はこちら『志望動機を書くときの3つのポイント

グループホームの志望動機を書く際のポイント

グループホーム志望動機のポイント。少人数で一人ひとりによりそう。認知症ケアが中心

志望動機を書く際には、入職後にどんな働き方をしたいのかを伝える必要があります。ここでは、グループホームの特徴を捉えた志望動機のポイントを紹介します。

1.少人数で、一人ひとりに寄りそう

グループホームの志望動機では、利用者さんが少人数だからこそ実現できる、一人ひとりに向き合うケアをしたいという熱意を伝えることが重要です。

グループホームには最大18人の利用者さんが入居していますが、職員は基本的にはどちらか1ユニット(最大9人)のみを担当します。

一人ひとりとじっくり向き合うために、どんなケアがしたいのかを明確にしておくと採用担当者に好印象を持ってもらえます。

2.認知症ケアが中心

認知症ケアを学びたい、磨きたいというモチベーションを志望動機で伝えましょう。

グループホーム以外の施設(特養や老健、有料老人ホームなど)にも認知症の利用者さんはいらっしゃいますが、グループホームの利用者さんは全員が認知症と診断されているので、より認知症ケアに重きを置いています。

そのため、料理やレク、イベントを利用者さんと一緒に作り上げ、自立支援を目指すことのモチベーションを伝えられると採用につながりやすくなります。

【状況別】グループホームの志望動機例文集

gグループホーム7つの志望動機をチェック

ここからは、グループホームの志望動機を紹介します。どの施設形態からグループホームに転職したい場合でも使える状況別の例文を用意しました。

1.グループホームからグループホームに転職

私は、認知症ケアのスキルを磨きたいと考え、貴施設を志望しました。

これまでもグループホームに勤めて参りましたが、よりコミュニケーションに重点を置き、ご利用者さまの精神的な安定を目指してケアをしている貴施設の理念に共感しております。ご利用者様との接し方や、一緒に作業をするときの進め方など、お一人おひとりの状態に合わせた認知症ケアを実践していきたいと考えております。

これまで培ってきた知識や経験を活かし、1日でも早く貴施設に貢献するために、研修などにも積極的に参加したいと思っています。

2.有料老人ホームからグループホーム

私が貴施設を希望したのは、現在勤めている有料老人ホームで認知症フロアを担当したことがきっかけです。

当初は、日によって機嫌が良かったり悪かったりするご利用者様がいることに戸惑いましたが、認知症のことを学ぶなかで、認知症特有の症状がいくつもあることを知りました。なかなか私のことを覚えてくださらなかった方に名前を呼んでいただけたり、感謝していただけた際に、辛抱強く接することでこちらの誠意は伝わると実感しました。

貴施設のホームページを拝見し、職員の皆様がご利用者様お一人おひとりと家族のような関係性の構築を目指し、さまざまな工夫をされていることを知りました。私も、そんな関係性のなかで介護職としてステップアップしていきたいと考えております。

3.介護未経験でグループホーム

私が貴施設を志望しているのは、地域に根ざしたグループホームで働きたいと考えたからです。

私の祖父は認知症になり、自宅から近いく、地域のイベントなどにも積極的に参加するグループホームに入所しておりました。施設のスタッフのみなさんは、祖父が入居後も地域や家族とのつながれるよう配慮してくださっていました。幸い、認知症の進行が穏やかだったこともあって、祖父は最期まで家族のことを覚えていてくれました。これはひとえに、職員の方々の専門的なケアのおかげだったと思っています。

私は、貴施設の地域に貢献しようという理念に共感し、私たち家族のように、在宅介護は難しくなったとしても家族としてのつながりを感じ続けられる、地域に根ざした施設で働きたいと感じています。未経験からのスタートではありますが、積極的に介護技術や認知症ケアを学び、1日でも早く現場に貢献できるように頑張りたいと思います。

4.特養からグループホームに転職

私はこれまで特別養護老人ホームで働いておりましたが、お一人おひとりに寄り添う少人数ケアがしたくて貴施設を志望いたしました。

多くのご利用者様と接するなかで、思うようにじっくりと向き合う時間が取れず、日々、介助に追われていました。しかし、なかには「職員ともっと話がしたい」と言ってくださる方がおり、コミュニケーションに重点を置いた介護がしたいと感じるようになりました。

これまで培ってきた介護技術を活かしながら、貴施設が大事にしているご利用者様とのコミュニケーションや、それぞれのご利用者様のペースに合わせたケアを実践できるように尽力していきたいと考えております。

5.老健からグループホーム

私は、ご利用者様お一人おひとりに寄り添いながらも、自立支援に重きを置いたケアがしたいと思い、貴施設を志望いたしました。

前職では老健に勤め、ご利用者様の在宅復帰を目指して自立支援をしておりました。日常生活をイメージしたケアを心がけるなかで、実際にご利用者様と一緒に生活を送れるグループホームで働きたいと感じるようになりました。また、お一人おひとりに寄り添うことができる少人数ケアにも魅力を感じております。

これまで培ってきた自立支援のスキルも活かしながら、ご利用者様の身体機能や認知機能を維持・向上できるように頑張っていきたいと考えております。

6.デイサービスからグループホーム

私が貴施設で働きたいと考えたのは、認知症のご利用者様ともっと深くかかわりたいと感じたからです。

これまでデイサービスで働いてきましたが、認知症のご利用者様と接する際はすべての介助において、高いコミュニケーションスキルや相手の気持ちを察する能力が求められると感じました。グループホームでは、日中だけではなく、24時間を通して認知症のご利用者様の支援をすることでスキルアップができると考えております。

認知症ケアについて積極的に学び、貴施設の理念である「ご利用者様に、自宅にいるような安心感」を持ってもらえるような介護を目指していきたいと考えています。

7.訪問介護からグループホーム

私はこれまで訪問介護員として働いておりましたが、認知症のご利用者様にもっと寄り添う介護がしたいと思い、貴施設を志望いたします。

そのように感じたのは、訪問介護のサービス提供を終えてご利用者様の自宅から離れる際に、「私が離れた後になにかお困りごとが出てきてしまったらどうしよう」と不安な気持ちになった経験がきっかけでした。グループホームであれば、24時間のケアを通して認知症のご利用者様の生活全般をお支えし、寄り添うことができると考えております。

訪問介護で培ったスキルも活かしながら、貴施設で大事にしている「ご利用者様のできることを可能な限り活かしながら適切に寄り添う」介護を目指していきたいと思っています。

キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーから一言

それぞれの施設の認知症ケアに対する考え方や、ご利用者様にどのように寄り添うかというケア方針はホームページなどで確認することができます。欠かさずチェックし、志望動機に織り混ぜると採用担当者からの好印象につながります。