介護レクリエーション「制約しりとり」アイキャッチ画像

高齢者レクリエーション「節約しりとり」

ホワイトボードを使って、制約があるしりとりをするゲームです。脳トレになり、また会話の量を増やすこともできます。

参加人数、所要時間、効果など

参加人数
2人~
所要時間
5~10分
どこを使うか
頭、対人
効果
会話の量を増やす
脳の同時処理能力の向上

用意するもの

ホワイトボード

レクのやり方

隊形

2人1組になり、座って向き合う。

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【導入】

「もの忘れと会話の量は関係がある」と伝え興味を引く。

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支援者

言葉が出てこない原因は、話さないでいるせいかもしれません。みなさんのおしゃべりがどれだけ減っているか、実感してみましょう!

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【導入】

しりとりでも制約があるしりとりで、ちょっと難しいことを伝える。

介護レクリエーション「顔」イラスト[1]
支援者

これからするのは「しりとり」です。ただ、ふつうのしりとりでは、みなさんには簡単すぎるので、制約を設けることにします

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【説明】

ホワイトボードに大きな文字で要点を書き、ルールを説明する。

介護レクリエーション「制約しりとり」イラスト[1]
介護レクリエーション「顔」イラスト[1]
支援者

2人1組になって、2文字のしりとりをします。交互に5回ずつ言って、10個出せたら「ゴールイン!」と手をあげてくださいね!

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最初の文字を「ぶ」と指定してスタートする。

(濁音からスタートすると、濁音は取らずに進める説明を省ける)

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2文字しりとりを5往復している間、利用者の様子を観察する。

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POINT

ヒントを出すと、相手を混乱させるので、自分の頭で考えることが大事だと伝えます。どうしても言いたくなる人には、1文字目を一緒に唱えてもらいましょう。

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終わった組から手をあげてもらい、半数以上がゴールしたら終了する。

介護レクリエーション「制約しりとり」イラスト[4]
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【まとめ】

口数を増やすことの大切さを繰り返し伝える。

介護レクリエーション「顔」イラスト[1]
支援者

言葉ってなかなか出てこないものですね。すっと言葉を出すために、日頃からたくさんおしゃべりしましょう!

アドバイス「こんなときは…」

慣れてきたら、文字数や回数を増やして

人は口から出た言葉を自分で聞きながら考えて話すので、話す量が減ると考えもまとまらなくなります。話す質より量が大切なので、ふだんからたくさんしゃべるよう伝えましょう。

制約しりとりは、3文字、4文字、5文字以上など、字数が変わるだけで変化がつきます。慣れてきたら、様子を見ながら同じタイムで6往復、7往復……と増やしていきましょう。記録が伸びる達成感も得られます。

監修/杉浦史晃

※本記事は『もっと笑顔を引きだす!ユーキャンの介護レクリエーション春夏秋冬』(ユーキャン/2014年10月27日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

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