懐かしい歌を聴いて、記憶を呼び起こすレクリエーションです。若い頃の思い出話で盛り上がることができますし、踊りを加えて楽しむこともできます。
参加人数、所要時間、効果など
- 参加人数
- 2人~
- 所要時間
- 15分~
- どこを使うか
- 体、頭、心、対人
- 効果
- 会話が生まれる
- 親近感がわく
- 体を動かす
用意するもの
- 音源
- 再生装置
- 歌詞カード
- 全体で見ることのできる大きなもの
レクの流れ
イントロ当てクイズ
【導入】
歌とは思い出を引き出すものと伝え、イントロ当てクイズの説明をする。
歌はいいですよね~。昔よく聴いていた曲、思い出の曲はイントロが流れただけで、すぐにその時代に戻れたりしますし、匂いまで思い出しますよね。お母さんの匂いとか、行きつけの飲み屋さんの匂いとか
その人がどのようなジャンルを知っているのかは、イントロ当てクイズをやるとよくわかりますね。今日はこのイントロ当てクイズをやってみましょう
なるべく当時の音源を使い、曲のイントロ部分を20秒ほど流してスタート。
曲の頭を聴いて、わかったら手をあげてくださいね。心の準備はよろしいですか? ではこの曲です!
POINT
いろいろな時代やジャンルの音源を用意。年代ごとにコンピレーションしたCDなども活用しましょう。利用者の記憶を引き出すため、なるべく当時の音源を使って。
解答からその曲にまつわる思い出を質問して、当時の記憶を引き出す。
歌詞でなじみの歌
歌詞を書いた紙を用意して、一節一節を読み上げながら、会話のキャッチボールをする。
今度は歌の歌詞に注目してみましょう。歌詞には人間模様や、故郷の情景、当時の時代背景などがよくあらわれているものですよね? よく歌詞を読むと、しみじみとその歌のよさがわかるような気がしますね
では、こちらに用意した歌詞をみなさんと声を合わせて読んでみましょう。三波春夫さんの『チャンチキおけさ』です! ご存知ですか? 私は三波春夫さんを知らないのですが、よく読むとちょっと哀愁が漂う歌詞ですね
アドバイス「こんなときは…」
音楽に合わせて体を動かしてみても
なじみの歌をきっかけに記憶を呼び起こし、その人が生きていた時代や人生について会話を楽しむことができます。またなじみの歌を通して、同じ時代を生きてきた人同士が共感し合うことで、人間関係が生まれることも。
民謡やダンスをやっていた人は、踊ったことがある曲がかかると自然と体が動くでしょう。いすに座ったままでも、手を動かすなど、歌に踊りを加えても盛り上がります。
監修/杉浦史晃
※本記事は『もっと笑顔を引きだす!ユーキャンの介護レクリエーション春夏秋冬』(ユーキャン/2014年10月27日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています