昔懐かしい正月遊びです。いくつかのグループに分かれ、ローテーションでゲームをやっていきましょう。
参加人数、所要時間、効果など
- 参加人数
- 何名でも可
- 所要時間
- 120~180分
- 効果
- 季節感を味わう
【レク1】手づくりかるた
使用する道具
- 厚紙
- 油性ペン、クレヨンなど
準備
参加者の年代に馴染みのある言葉でかるたを作っておきます。例えば、昔はやった流行語などを取り入れ、上の句を「あっと驚く」、下の句を「タメゴロー」などにしてみるといいでしょう。

テーブルの上に均等にカードを置き、カードを囲むようにして座ります。進行係が上の句を読み上げ、下の句を参加者が答えながら取ります。
![介護レクリエーション「正月遊び」イラスト[1]](https://img-kaigo.ten-navi.com/articles/wheelchair_recreation50_49_1-960x900.png)
【レク2】転がして福笑い
使用する道具
- 缶
- 250mlのもの8本
- 模造紙
- 画用紙
- 油性ペン、クレヨンなど
準備
福笑い用のおかめの顔の輪かくを模造紙に大きく描きます。画用紙に眉・目・丸いほお(2つずつ)と鼻、唇を描いて切り取り、缶に貼ります。

4人一組のチーム対抗戦をします。2 mくらい離れた場所におかめの絵を置き、目や唇がおかめの顔の正しい位置にいくように缶を転がします。チームごとに1 人2回転がします。
![介護レクリエーション「正月遊び」イラスト[2]](https://img-kaigo.ten-navi.com/articles/wheelchair_recreation50_49_2-960x780.png)
できたおかめとチームのメンバーで記念撮影をしましょう。
レクを盛り上げるアイデア①
各部位の目安の場所をスタッフが示します。進行係は「ここですよ! お願いしますよ!」とつっこみを入れ、参加者の笑いを誘います。
【レク3】凧作り
使用する道具
- 竹ひご
- 半紙
- 凧糸
- 絵具またはクレパス
準備
凧の作り方の説明や型紙を用意しておきます。

参加者は半紙に絵の具やクレパスで絵を描き、説明書や「先生」の助言を頼りに、凧を作ります。できた凧はスタッフの手を借りて、扇風機などを使って揚げてみましょう。
参加者のなかには、凧作りの名人もいるはずです。声をかけておき、「先生」として指導してもらいましょう。
![介護レクリエーション「正月遊び」イラスト[3]](https://img-kaigo.ten-navi.com/articles/wheelchair_recreation50_49_3-960x900.png)
注意するポイント
戸外であげたい方は、スタッフの手を借りてあげてみましょう。その際は、十分な防寒対策をします。また、上を見続けてバランスをくずし転倒したりしいように、スタッフは十分に注意します。
【レク4】投扇興(とうせんきょう)
使用する道具
- 扇子
- 鈴
- 2個
- ボンド
- トイレットペーパーの芯
- 2本
準備
トイレットペーパーの芯の両側に鈴をつけ、立てて置いた芯の上に横にしてのせ、ボンドで固定します。

的をねらい、扇子を水平に投げます。的がたおれたら得点できます。
注意するポイント
扇子を投げるときは、集中するあまり、バランスをくずして転倒しやすくなります。特に片マヒの人には注意しましょう。
![介護レクリエーション「正月遊び」イラスト[4]](https://img-kaigo.ten-navi.com/articles/wheelchair_recreation50_49_4-960x900.png)
レクを盛り上げるアイデア②
全部行うと時間がかかるので、レクリエーションをうまく組み合わせて時間を調整して行うといいでしょう。すごろくやコマなどがあればそれらも用意し、昔懐かしい遊びを堪能しましょう。
監修/社会福祉法人 世田谷区社会福祉事業団
※本記事は『車いすの人でも楽しめる!レクリエーション50+盛り上げるアイデア100』(誠文堂新光社/2014年5月16日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています