介護レクリエーション「笑顔体操」アイキャッチ画像

高齢者レクリエーション「笑顔体操」

むくみが軽減し、顔周囲の筋力の向上が期待できます。筋肉の緊張がほぐれて心地よくリラックスでき、「笑顔」になれる体操です。

参加人数、所要時間、効果など

参加人数
何名でも可
所要時間
10分
効果
むくみの軽減
顔周囲の筋力向上
リラックス

用意するもの

なし

体操のやり方

フェイシャルマッサージ

人差し指、中指、薬指の3本の指の腹をほおにあて、こめかみに向かって、ゆっくりと滑らすように動かします(3回)

介護レクリエーション「笑顔体操」イラスト[1]

注意するポイント

使うのは、人差し指、中指、薬指の3本の指の腹の部分です。指は肌にゴシゴシ押しつけるのではなく、触れるか触れないかくらいの力加減でよいことを始める前に説明します。

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まぶたの上からこめかみに向かって滑らせます(3回)

介護レクリエーション「笑顔体操」イラスト[2]

「目の周りはそっとなでるようにしてください」などと、常に声かけをするようにします。

注意するポイント

片マヒの人は健側の手で行い、患側のマッサージはスタッフがサポートしましょう。手は動かせるがマヒがあって力の加減ができないという人も、スタッフが手を貸すようにします。

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額からこめかみに向かって指を滑らせます(3回)

介護レクリエーション「笑顔体操」イラスト[3]

少しだけ押すことがポイントです。額の中央からこめかみに向かってゆっくりと滑らせましょう。

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耳のあたりから首に向かって指を滑らせます(3回)

介護レクリエーション「笑顔体操」イラスト[4]

顔のラインに沿って耳下腺の下あたりまで滑らせます。

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指をほお骨の下に合わせ、ゆっくり円を描くようにこめかみに向かって滑らせます(3回)

介護レクリエーション「笑顔体操」イラスト[5]

レクを盛り上げるアイデア①

スタッフが「ゆ~っくり、ゆ~っくり」「強くしてはダメですよ~」と声かけをし、常に注意を促しましょう。

あいうえお体操

「あいうえお」を以下の2つのパターンで発音します。①②を1セットとして2~3回行います。

【1】つまった発音(促音)です

「あっ」

「いっ」

「うっ」

「えっ」

「おっ」

【2】長く伸ばします

「あ~~~」

「い~~~」

「う~~~」

「え~~~」

「お~~~」

介護レクリエーション「笑顔体操」イラスト[6]

大きく口を開けて大きな声を出すことで、口のまわりはもちろん顔全体の筋肉に刺激を与えます。参加者には「大口・大声」を促します。

レクを盛り上げるアイデア②

「大口・大声」を恥ずかしがる参加者もいます。「キレイになりますよ~」「ほうれい線やしわがなくなるかもしれませんよ~」などと声かけをして、参加者のやる気を引き出しましょう。

監修/社会福祉法人 世田谷区社会福祉事業団

※本記事は『車いすの人でも楽しめる!レクリエーション50+盛り上げるアイデア100』(誠文堂新光社/2014年5月16日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

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