介護レクリエーション「リズムに合わせてゴールイン!」

記憶力を高めるためのレクリエーションです。さまざまな楽器の音に合わせて、前に進んだり、横に歩いたり、下がったり、お友だちと手を繋いだりしてみましょう。

参加人数、ねらい

参加人数
多い方が楽しい
ねらい
  1. 音の違いを認識し、記憶力を高める

用意するもの

楽器
カスタネット、笛、タンバリン、たいこ、ピアノ
模造紙
ペン

楽しむためのポイント

  • 手を繋ぐ人数は何人でもよい
  • 杖をついている人、車椅子の人、立位の人、いろいろな人が参加できる

事前準備

音と動きのルールを決めたらみんなで覚える。ピアノの音も何度も聴いておく。ルールを書いた模造紙を壁に貼っておくとよい。

模造紙にルールを書いておく

介護レクリエーション「リズムに合わせてゴールイン!」用意するもののイラスト
  • カスタネット(鳴らし続ける)→鳴っている間、前に歩く
  • 笛(1回吹く) →止まる
  • タンバリン(鳴らし続ける) →後ろに下がる
  • たいこ(3回叩く) →近くの人と手を繋ぐ
  • ピアノA(ドレミファソラシドをくり返す)→右方向に歩く
  • ピアノB(ドを続けて鳴らす)→左方向に歩く

楽器が変わる時は、笛を入れて(動きを止めて)から次の楽器に移るようにする。

レクリエーションのやり方

カスタネット(タンタンタンタンタン…) →前に歩く

介護レクリエーション「リズムに合わせてゴールイン!」レクリエーションの流れのイラスト(1)

笛(ピーッ) →止まる

介護レクリエーション「リズムに合わせてゴールイン!」レクリエーションの流れのイラスト(2)

タンバリン(タンタンタンタンタン…)→後ろに下がる

介護レクリエーション「リズムに合わせてゴールイン!」レクリエーションの流れのイラスト(3)

たいこ (ドンドンドン) →近くの人と手を繋ぐ

介護レクリエーション「リズムに合わせてゴールイン!」レクリエーションの流れのイラスト(4)

ピアノA(ドレミファソラシド…) →右向け右をして右方向に歩く

介護レクリエーション「リズムに合わせてゴールイン!」レクリエーションの流れのイラスト(5)

ピアノB(ドドドドド…) →左向け左をして左方向に歩く

介護レクリエーション「リズムに合わせてゴールイン!」レクリエーションの流れのイラスト(6)

音と動きの組み合わせを変えて、最初は簡単な動きから始めて、徐々に難しくしていく。

【例1】

カスタネット→笛→カスタネット→笛→たいこ→ピアノA→笛→タンバリン→笛→カスタネット→ゴール

【例2】

ピアノA→笛→ピアノB→笛→タンバリン→笛→たいこ→カスタネット→ゴール

【著者からアドバイス】介助のポイント

  1. 間違って覚えると仲間同士がぶつかることもあるので、介助者も一緒に参加しましょう
  2. 楽器は介助者が鳴らし、声を出して動きを補助します
  3. 簡単な動きから始め、楽しみながら行うようにします
  4. ルールを覚えて慣れるまで、ゆっくり何度も練習しましょう

編著者/原田律子

※本記事は『高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク』(いかだ社/2005年3月12日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

書籍紹介

高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク

出版社: いかだ社

原田律子(編著)
車椅子に乗り始めの「初期」から、日常生活の動きができる「中期」、かなり乗り回せる「回復期」まで、段階を追って日常生活を取り戻すための健康体操とレクリエーションを22種類紹介します。運動のねらいや介助のポイントなども明記。機能回復に役立ち、毎日無理なく楽しめます!

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  • 原田律子

    日本リハビリテーション専門学校、日本福祉教育専門学校、多摩リハビリテーション学院、関東リハビリテーション専門学校で、体育理論と実技を指導した。中学校1級、高校2級保健体育教諭教員免許、スポーツテスト判定員(日本体育協会)/応急手当普及員(東京消防庁)/日本陸上競技連盟A級公認審判員。故人。

    原田律子のプロフィール

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