介護レクリエーション「落し物を届けてあげましょう」

歩いていて何げなく見つけた落とし物。名前を確認して、お部屋に届けてあげましょう。記憶力を高め、判断力をつけるトレーニングになりますよ。

参加人数、ねらい

参加人数
レク1/2人1組
レク2/1人
ねらい
  1. 記憶力を高め、判断力をつける

用意するもの

日用品、身につけているもの
なるべく小さいもの
テーブル、ソファー、花など
季節に合った衣類なども

楽しむためのポイント

  • 「順路を歩いて見つけるコース」「自由に歩いて見つけるコース」の2つの中から選んで行う
  • 普段身につけているものなど、なるべく本物を使う方がよい
  • 居室にだれがいるのか再確認するため、各居室をゲーム前に訪ねておく

レクリエーションのやり方

記憶力を高め、判断力の向上につながるレクを2つ紹介します。

【レク1】順路を歩いて見つけるコース

フロアー全体でもいいし、スペースを区切ってその中に落とし物を用意してもよい。

隠れた場所に置かず、見える範囲のところに置く。テーブル、テレビ、ソファーなどを置いたりして、少し雰囲気を出すように並べておく。

介護レクリエーション「落し物を届けてあげましょう」レクリエーションの流れのイラスト(1)

2人1組になり、散歩感覚でやってみる。順路を往復してもよい。見つけた落とし物の名前を確認したら、1つ1つ落とし主の居室まで届けてあげる。

介護レクリエーション「落し物を届けてあげましょう」レクリエーションの流れのイラスト(2)

時間を決めずにゆっくり行う。椅子やソファーなどを置いて、座って休んだりしながら、あたりを見回せるようにする。

介護レクリエーション「落し物を届けてあげましょう」レクリエーションの流れのイラスト(3)

【レク2】自由に歩いて見つけるコース

1人で自由に歩いたりしながら、落とし物を見つける。1つ見つけたら、すぐ落とし主に届けに行く。

介護レクリエーション「落し物を届けてあげましょう」レクリエーションの流れのイラスト(4)
介護レクリエーション「落し物を届けてあげましょう」レクリエーションの流れのイラスト(5)

【著者からアドバイス】介助のポイント

落とし物には名前を大きく書いて貼りつけ、居室の番号も書き入れておきます

介護レクリエーション「落し物を届けてあげましょう」用意するものの流れのイラスト

編著者/原田律子

※本記事は『高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク』(いかだ社/2005年3月12日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

書籍紹介

高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク

出版社: いかだ社

原田律子(編著)
車椅子に乗り始めの「初期」から、日常生活の動きができる「中期」、かなり乗り回せる「回復期」まで、段階を追って日常生活を取り戻すための健康体操とレクリエーションを22種類紹介します。運動のねらいや介助のポイントなども明記。機能回復に役立ち、毎日無理なく楽しめます!

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  • 原田律子

    日本リハビリテーション専門学校、日本福祉教育専門学校、多摩リハビリテーション学院、関東リハビリテーション専門学校で、体育理論と実技を指導した。中学校1級、高校2級保健体育教諭教員免許、スポーツテスト判定員(日本体育協会)/応急手当普及員(東京消防庁)/日本陸上競技連盟A級公認審判員。故人。

    原田律子のプロフィール

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