介護レクリエーション「カゴいっぱい、夢いっぱい」

ゆっくり移動している的をめがけてボールを投げ入れる玉入れゲームです。チーム対抗で盛り上がりますよ。

参加人数、ねらい

参加人数
多い方が楽しい。3チームにわかれる
ねらい
  1. 集中力を養う
  2. 全身運動で機能回復をねらう(腰をおとしたりかがんだりすることにより、全身運動になる)
  3. チームの一体感を味わう

用意するもの

ダンボール箱
3個(少し深めのカゴでもよい)
ゴムボール
多数
得点表
模造紙などで作る
ペン
ビニールテープ

楽しむためのポイント

  • 立てる人はなるべく立位で。車椅子に座って行ってもよい
  • 各チームに的を持つ職員が1人つく
  • 的が動くので、投げる位置を変えようとして周りの人とぶつからないように気をつける。また、ころがったボールにも注意する
  • チーム数は多くしても少なくしてもよい。1階の利用者さん対2階の利用者さん、男女対抗など、チームわけも工夫するとより楽しい

ゲームのやり方

介護レクリエーション_体操_数字画像1

床にビニールテープでスタートラインを引く。3チームにわかれ、スタートラインにチームごとに縦1列に並ぶ。

隣のチームとの間隔をやや大きくとる。各チームに的を持つ職員が1人ずつつく。

介護レクリエーション「カゴいっぱい、夢いっぱい」ゲームの流れのイラスト(1)

職員はラインから5~6m離れて立ち、的の空いている面を自チームの参加者に向けて持つ。

ゲームが始まったら、職員はゆっくりと、カニのように横に歩いたり前後に歩いたりしながら移動する。また、的を持つ手も上下に動かす。

介護レクリエーション「カゴいっぱい、夢いっぱい」ゲームの流れのイラスト(2)
介護レクリエーション_体操_数字画像2

各チームから1人ずつ出てスタートラインに立ち、スタートの合図で自チームの的をねらってボールを投げる。

的に入ったら1点とし、点数表に自分で書き込む(別の職員が書いてあげてもよい)。他チームの的に入っても無効とする。

1人1球で交代する。時間を決めて、制限時間内に何点入ったかを競う。

【著者からアドバイス】介助のポイント

  1. 投げる人の体力や姿勢に応じて、的の高さ、距離を調節してあげましょう
  2. 杖をついている等、動きづらい人の時には、あまり移動しないように配慮します
  3. 職員がそばにつき、ぶつかったりころんだりしないように注意しましょう。また、床にころがったボールはすみやかに拾ってください

編著者/原田律子

※本記事は『高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク』(いかだ社/2005年3月12日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

書籍紹介

高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク

出版社: いかだ社

原田律子(編著)
車椅子に乗り始めの「初期」から、日常生活の動きができる「中期」、かなり乗り回せる「回復期」まで、段階を追って日常生活を取り戻すための健康体操とレクリエーションを22種類紹介します。運動のねらいや介助のポイントなども明記。機能回復に役立ち、毎日無理なく楽しめます!

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  • 原田律子

    日本リハビリテーション専門学校、日本福祉教育専門学校、多摩リハビリテーション学院、関東リハビリテーション専門学校で、体育理論と実技を指導した。中学校1級、高校2級保健体育教諭教員免許、スポーツテスト判定員(日本体育協会)/応急手当普及員(東京消防庁)/日本陸上競技連盟A級公認審判員。故人。

    原田律子のプロフィール

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