介護レクリエーション「スロー体操」アイキャッチ画像

高齢者レクリエーション「スロー体操」

太極拳をイメージしながら、ゆっくりと行います。参加者の様子をみてアレンジを加え、オリジナルの体操を作り上げましょう。

参加人数、所要時間、効果など

参加人数
何名でも可
所要時間
20分
効果
ストレッチ
全身運動

用意するもの

なし

体操のやり方

いすに少し浅めに座ります。姿勢を正し、背もたれに背中がつかないように気をつけます。息を吸いながら、両腕をまっすぐ上げます。ゆっくりと息を吐きながら、腕を横からおろします。

介護レクリエーション「スロー体操」イラスト[1]

ゆっくり深呼吸しながら行います。

注意するポイント

片マヒの人は、健側の手を、ゆっくり痛みのでない範囲で、無理のないように動かします。

数字2の画像[介護レクリエーション_体操・スポーツ]

姿勢を正して息を吸い、ゆっくりと吐きながら両ももを胸に引きつけます。

介護レクリエーション「スロー体操」イラスト[2]

注意するポイント

両ももを引きつけるのはかなりきつい運動です。浅めに腰かけ、運動能力に応じてひじかけに両手をついて支えたり、片足ずつ上げたりしましょう。

数字3の画像[介護レクリエーション_体操・スポーツ]

姿勢を正して息を吸い、ゆっくり吐きながら腰を折り、両手の指先を床につけます。息を吸いながら起き上がり、両腕を上にあげ、腰が浮かないようにして背伸びをします。

介護レクリエーション「スロー体操」イラスト[3]

息を吐きながら、腕をおろします。イメージは、つま先に丸いものがあり、それを指先で触れるような感じです。

注意するポイント

できる人はつま先の前のほうに手を伸ばしますが、届かない人は足の横に手を置いてもかまいません。床に届かない人には、無理をせず、気持ちよく腕を伸ばせばいいと声をかけましょう。

数字4の画像[介護レクリエーション_体操・スポーツ]

両腕で胸の前に床と水平に丸を作ります。息を吸いながら、両腕を横に開きます。息を吐きながら、腕をおろします。

レクを盛り上げるアイデア①

ゆっくりした動きは、意外に筋肉を使い、バランスをくずしやすいもの。参加者の姿勢が崩れていないかどうか、スタッフは声かけをしながら確認しましょう。

介護レクリエーション「スロー体操」イラスト[4]

注意するポイント

ゆったりした動きに合わせ、鼻から吸って、口からゆっくり吐き出すのが基本ですが、参加者の体調に留意し、無理のないように行いましょう。

レクを盛り上げるアイデア②

進行係はゆっくり数えながら行いましょう。

監修/社会福祉法人 世田谷区社会福祉事業団

※本記事は『車いすの人でも楽しめる!レクリエーション50+盛り上げるアイデア100』(誠文堂新光社/2014年5月16日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

レクリエーションの記事一覧