太極拳をイメージしながら、ゆっくりと行います。参加者の様子をみてアレンジを加え、オリジナルの体操を作り上げましょう。
参加人数、所要時間、効果など
- 参加人数
- 何名でも可
- 所要時間
- 20分
- 効果
- ストレッチ
全身運動
用意するもの
- なし
体操のやり方
いすに少し浅めに座ります。姿勢を正し、背もたれに背中がつかないように気をつけます。息を吸いながら、両腕をまっすぐ上げます。ゆっくりと息を吐きながら、腕を横からおろします。
ゆっくり深呼吸しながら行います。
注意するポイント
片マヒの人は、健側の手を、ゆっくり痛みのでない範囲で、無理のないように動かします。
姿勢を正して息を吸い、ゆっくりと吐きながら両ももを胸に引きつけます。
注意するポイント
両ももを引きつけるのはかなりきつい運動です。浅めに腰かけ、運動能力に応じてひじかけに両手をついて支えたり、片足ずつ上げたりしましょう。
姿勢を正して息を吸い、ゆっくり吐きながら腰を折り、両手の指先を床につけます。息を吸いながら起き上がり、両腕を上にあげ、腰が浮かないようにして背伸びをします。
息を吐きながら、腕をおろします。イメージは、つま先に丸いものがあり、それを指先で触れるような感じです。
注意するポイント
できる人はつま先の前のほうに手を伸ばしますが、届かない人は足の横に手を置いてもかまいません。床に届かない人には、無理をせず、気持ちよく腕を伸ばせばいいと声をかけましょう。
両腕で胸の前に床と水平に丸を作ります。息を吸いながら、両腕を横に開きます。息を吐きながら、腕をおろします。
レクを盛り上げるアイデア①
ゆっくりした動きは、意外に筋肉を使い、バランスをくずしやすいもの。参加者の姿勢が崩れていないかどうか、スタッフは声かけをしながら確認しましょう。
注意するポイント
ゆったりした動きに合わせ、鼻から吸って、口からゆっくり吐き出すのが基本ですが、参加者の体調に留意し、無理のないように行いましょう。
レクを盛り上げるアイデア②
進行係はゆっくり数えながら行いましょう。
監修/社会福祉法人 世田谷区社会福祉事業団
※本記事は『車いすの人でも楽しめる!レクリエーション50+盛り上げるアイデア100』(誠文堂新光社/2014年5月16日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています