高齢者、介護施設のレクリエーション「フラフープで回れ回れ」(高齢者も楽しい車椅子でできる健康体操&レク)

介護レクリエーション「フラフープで回れ回れ」

両手でフラフープを持ち、足ぶみしながらフラフープをリズミカルに回す運動です。つまずき防止の訓練になります。

参加人数、ねらい

参加人数
1人から
ねらい
  1. 爪先を上げ下げすることで足首を強化する
  2. 軽く小きざみに足ぶみすることにより、太ももの筋肉をつける
  3. 手指もよく使うので、握力がつく

用意するもの

フラフープ
新聞紙を丸めてつなげた輪を使ってもよい
音楽
カセット、CDなど

楽しむためのポイント

  • はじめはゆっくりしたテンポで行う。様子を見ながら早めたりすると気分もアップする
  • 気持ちよさを感じながら回すようにする
  • 前かがみにならないようにする
  • 音楽を流すなどして、リズミカルにできるようにするとよい

レクリエーションのやり方

フラフープを使って楽しむレクリエーションを2つ紹介します。

【レク1】足の裏でふみながら回す

両手でフラフープの上の方(胸の高さ)を持ち、足の裏でフラフープをふむ。

足ぶみしながら、ハンドルを回すようにフラフープを回していく。右回し、左回しでやってみる。

介護レクリエーション「フラフープで回れ回れ」レクの流れのイラスト[1]

【軽く足ぶみ】
軽く足ぶみしながら、その下を通す。

介護レクリエーション「フラフープで回れ回れ」レクの流れのイラスト[2]

【爪先上げ】
かかとをつけたまま爪先を上げて、その下を通す。

介護レクリエーション「フラフープで回れ回れ」レクの流れのイラスト[3]

【レク2】ももの下を通して回す

フラフープの輪に足を入れ、ももの下を通す。フラフープの下の方を両手で持つ。

【レク1】足の裏でふみながら回す」と同様に、ハンドルを回すように右回り、左回りでやってみる。

介護レクリエーション「フラフープで回れ回れ」レクの流れのイラスト[4]

【著者からアドバイス】介助のポイント

  1. 前に倒れないよう、介助者が近くにいるようにしましょう
  2. 疲れが出ていないか注意し、休みをとりながら行ってください

編著者/原田律子

※本記事は『高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク』(いかだ社/2005年3月12日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

書籍紹介

高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク

出版社: いかだ社

原田律子(編著)
車椅子に乗り始めの「初期」から、日常生活の動きができる「中期」、かなり乗り回せる「回復期」まで、段階を追って日常生活を取り戻すための健康体操とレクリエーションを22種類紹介します。運動のねらいや介助のポイントなども明記。機能回復に役立ち、毎日無理なく楽しめます!

Amazonで購入

  • 原田律子

    日本リハビリテーション専門学校、日本福祉教育専門学校、多摩リハビリテーション学院、関東リハビリテーション専門学校で、体育理論と実技を指導した。中学校1級、高校2級保健体育教諭教員免許、スポーツテスト判定員(日本体育協会)/応急手当普及員(東京消防庁)/日本陸上競技連盟A級公認審判員。故人。

    原田律子のプロフィール

フォローして最新情報を受け取ろう

We介護

介護に関わるみなさんに役立つ楽しめる様々な情報を発信しています。
よろしければフォローをお願いします。

レクリエーションの記事一覧