高齢者、介護施設のレクリエーション「手を何回叩いたでしょう」(高齢者も楽しい車椅子でできる健康体操&レク)

介護レクリエーション「手を何回叩いたでしょう」

職員が手を叩く回数を覚えて、参加者が同じ数だけ叩けるかを楽しむレクリエーションです。手を叩く代わりに楽器を使って楽しむのもいいですね。

参加人数、ねらい

参加人数
何人でもよい
ねらい
  • 集中力を養い、記憶力を高める

用意するもの

楽器
すず、タンバリン、カスタネットなど

楽しむためのポイント

  • 片麻痺の人や両手で叩けない人は、片手で足や腕を叩いてもよい
  • 楽器を使うとより楽しい
  • 職員が叩いた数より1つ多く叩く、1つ少なく叩く、などルールを変えてみるのもよい

レクリエーションのやり方

介護レクリエーション「手を何回叩いたでしょう」レクの流れのイラスト

参加者は、よく見えるように職員の前に半円形に並ぶ。職員がルールを説明して始める。

【職員が行う説明】
「今から私が手を叩きます。その後に合図をしますので、私が叩いた数と同じ回数、手を叩いてください」

数字2の画像[介護レクリエーション_体操・スポーツ]

職員が手を叩き終わったら(例えば3回)、「よーい、はい」と声をかける。

参加者はその合図で手を3回叩く。

【著者からアドバイス】介助のポイント

  1. 職員の後ろに参加者をおかず、職員の前(見えるところ)に並んでもらいましょう
  2. 職員の声が聞こえるように、室内を静かな状態に保ちましょう
  3. 参加者にわかるように、大きい動作ではっきり叩くようにしましょう

編著者/原田律子

※本記事は『高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク』(いかだ社/2005年3月12日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

書籍紹介

高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク

出版社: いかだ社

原田律子(編著)
車椅子に乗り始めの「初期」から、日常生活の動きができる「中期」、かなり乗り回せる「回復期」まで、段階を追って日常生活を取り戻すための健康体操とレクリエーションを22種類紹介します。運動のねらいや介助のポイントなども明記。機能回復に役立ち、毎日無理なく楽しめます!

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  • 原田律子

    日本リハビリテーション専門学校、日本福祉教育専門学校、多摩リハビリテーション学院、関東リハビリテーション専門学校で、体育理論と実技を指導した。中学校1級、高校2級保健体育教諭教員免許、スポーツテスト判定員(日本体育協会)/応急手当普及員(東京消防庁)/日本陸上競技連盟A級公認審判員。故人。

    原田律子のプロフィール

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