高齢者、介護施設のレクリエーション「1日1回は大声を出そう」(高齢者も楽しい車椅子でできる健康体操&レク)

介護レクリエーション「1日1回は大声を出そう」

大人数でできる、歌をうたうレクリエーションです。お祝い行事の時やレクの時間を使って、1日1回はお腹の底から大きな声を出しましょう。

参加人数、ねらい

参加人数
20人程度
ねらい
  1. 自分の役割を果たすことで達成感を味わう
  2. お腹から声を出すことにより、肺活量を高める
  3. 集中力を高める
  4. 仲間との一体感を感じる

用意するもの

画用紙
文字数分の枚数
マジックペン
すずやカスタネット
音楽
カセットやCDなど

楽しむためのポイント

  • カラオケセットなどがあれば、より楽しめる
  • 歌をうたうほかに、発声練習として行ってもよい
  • 毎日のレクとして行う場合は、1日1曲でいいので、大きな声でうたってみる。また、月ごとに「今月の歌」と曲を決めてうたうのもよい

レクリエーションのやり方

例:クリスマス会で行う場合

「メリークリスマス」と1文字ずつ描いたカード計8枚を用意し、カードを持つグループと歌をうたうグループにわかれる。

介護レクリエーション「1日1回は大声を出そう」レクの流れのイラスト[1]
数字2の画像[介護レクリエーション_体操・スポーツ]

カードを持つ人はなるべく両手でカードを持ち、頭上に上げる(上がらない人は胸の前でよい)。音楽に合わせて身体を左右に揺らす。

数字3の画像[介護レクリエーション_体操・スポーツ]

歌をうたう人は、手にすずやカスタネットを持ち、歌いながら好きなように振ったり、叩いたりする。

2つのグループを交代して行ってもよい。

【著者からアドバイス】介助のポイント

  1. 顔や表情の震えなどに注意しましょう
  2. 水分補給をこまめに行いましょう
  3. 前かがみにならないように、車椅子の後ろに介助者がついてください

編著者/原田律子

※本記事は『高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク』(いかだ社/2005年3月12日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

書籍紹介

高齢者も楽しい 車椅子でできる健康体操&レク

出版社: いかだ社

原田律子(編著)
車椅子に乗り始めの「初期」から、日常生活の動きができる「中期」、かなり乗り回せる「回復期」まで、段階を追って日常生活を取り戻すための健康体操とレクリエーションを22種類紹介します。運動のねらいや介助のポイントなども明記。機能回復に役立ち、毎日無理なく楽しめます!

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  • 原田律子

    日本リハビリテーション専門学校、日本福祉教育専門学校、多摩リハビリテーション学院、関東リハビリテーション専門学校で、体育理論と実技を指導した。中学校1級、高校2級保健体育教諭教員免許、スポーツテスト判定員(日本体育協会)/応急手当普及員(東京消防庁)/日本陸上競技連盟A級公認審判員。故人。

    原田律子のプロフィール

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