介護レクリエーション「50音ことば」アイキャッチ画像

高齢者レクリエーション「50音ことば」

50音のカードを使って次々に言葉をつくり、つくった言葉に含まれるひらがなのカードを取って、その数枚を競うゲームです。いったん使われた文字は使えないので、2回、3回と解答していくうちに、言葉をつくる難度がどんどん上がっていきます。

参加人数、所要時間、効果など

参加人数
9人程度~
スタッフ数
1人~
所要時間
5分~
必要な動作
声を出す
身体面の効果
視覚への刺激 発声機能の向上
精神面の効果
思考力の向上 達成感が得られる 協調性を養う

用意するもの

50音カード
介護レクリエーションの道具「50音カード」のイラスト
ハガキ大のカードに、1枚に1文字ずつ50音を書いたもの。1組。
いす
人数分
ホワイトボード
1台

ゲームの流れ

数字1の画像[介護レクリエーション]

3人程度の同じ人数で複数のチームをつくり、各チームの答える順番を決めておきます。参加者全員に見えるよう、ホワイトボードなどに50音カードを貼ります。

介護レクリエーション「50音ことば」ゲームの流れのイラスト[1]

ゲームをより盛り上げるポイント①

ゲームをはじめる前に、なるべく長い言葉をつくったほうが得点が高くなることを、よく説明しておきます。

数字2の画像[介護レクリエーション]

[1]で決めた順に、貼り出された50音カードの文字を使った言葉を、各チームで相談しながら言っていきます。
言った言葉に含まれる文字のカードははがし、そのチームに渡します。

介護レクリエーション「50音ことば」ゲームの流れのイラスト[2]

ゲームをより盛り上げるポイント②

スタッフも一緒に解答を考え、なかなか答えを出せないチームには「『う』から始まる3文字の言葉がありますよ」といったヒントを出してあげましょう。

数字3の画像[介護レクリエーション]

どのチームも答えられなくなったらゲーム終了です。それぞれのチームが持っているカードの枚数を数え、もっとも枚数の多いチームの勝ちとします。

介護レクリエーション「50音ことば」ゲームの流れのイラスト[3]

皆で安全に楽しむためのポイント

さらにひと工夫

  • おもしろい言葉や、長い言葉(6文字以上)には、カードの得点のほかに5点を加算すると、高得点を狙ってより思考を働かせることになり、ゲームが盛り上がります。
  • 答える順が早いチームのほうが言葉をつくりやすく有利になるので、解答順を入れ替えて何度かゲームを行うようにしましょう。

著者/三瓶あづさ

※本記事は『高齢者のためのかんたんレクリエーション』(日本文芸社/2012年6月21日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

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  • 三瓶あづさ

    三瓶あづさ

    介護福祉士、ケアマネジャー。医療法人社団三喜会介護老人保健施設ライフプラザ新緑リハビリテーション部レクリエーショントレーナー。同医療法人社団鶴巻温泉病院にてレクリエーショントレーナーとして20年間勤務し、2007年4月より現職。レクリエーションの指導に携わり、利用者の余暇生活の自立支援を行っている。

    三瓶あづさのプロフィール

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