介護レクリエーション「折り紙」アイキャッチ画像

高齢者レクリエーション「折り紙」

折り紙は簡単なものから難しいものまで、参加者の技量に合わせて楽しめるレクリエーションです。出来上がった作品をお互いに見せ合い、コミュニケーションがとれるのも良いところです。

参加人数、所要時間、効果など

参加人数
2人~
所要時間
15分~
どこを使うか
体、頭、心、対人
効果
手指の運動
協調性を高める

用意するもの

折り紙
折り紙の本
または折り方が載っているテキスト

レクのやり方

隊形

席につく。教えたり、見せたりする場合に、支援者は利用者の隣に座る。

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【導入】

折り紙が得意な利用者を先生役に決め、みんなに紹介する。

介護レクリエーション「顔」イラスト[3]
支援者

今日は、折り紙名人の鈴木さんに先生役になっていただいて、折り紙を習いたいと思います。それでは鈴木さん、よろしくお願いします

介護レクリエーション「折り紙」イラスト[1]

POINT

創作活動は必ずしも支援者が得意で教えられるわけではないので、あらかじめ得意な利用者に先生役を依頼しておくと、その利用者の励みにもなります。

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作品づくりに入る前に、支援者と一緒にきれいに折る練習をする。

介護レクリエーション「顔」イラスト[3]
支援者

まず手先の体操をします。折り紙は1回1回、角と角をきっちり合わせていかないと、きれいな作品になりません。まずきれいに折る練習から始めましょうね

介護レクリエーション「折り紙」イラスト[2]
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【説明】

テーマは決めるものの、各自が折るものはテキストから選んでもらう。

介護レクリエーション「顔」イラスト[3]
支援者

今日のテーマは、秋です。こちらに秋に関連した作品のテキストのコピーがあるので、好きなものを選んでください。わからなくなったら、鈴木さんに聞いてくださいね

介護レクリエーション「折り紙」イラスト[3]

POINT

麻痺のある人には、麻痺側の手の代わりをするサポート役が必要です。また、視空間認知機能が低下している人には、支援者が横に座り、一緒に行いましょう。

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作品を見せ合って、コミュニケーションに役立てる。

介護レクリエーション「折り紙」イラスト[4]
介護レクリエーション「折り紙」イラスト[5]

アドバイス「こんなときは…」

展示を工夫して折り紙の世界を広げる

折り紙は簡単なものから、難易度の高いものまで、幅広いバリエーションがあるので、難易度を上げていくのも楽しいですね。

各自がつくった作品を持ち寄り、別の作品へと発展させたり、色画用紙やほかの画材を使い、折り紙作品を使った風景や壁飾りなどをつくるのもおすすめです。創作の楽しさが2倍になるでしょう。現物の展示はもちろん、写真撮影したものを展示するのもおすすめです。

監修/杉浦史晃

※本記事は『もっと笑顔を引きだす!ユーキャンの介護レクリエーション春夏秋冬』(ユーキャン/2014年10月27日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

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