介護レクリエーション「お宝探し」アイキャッチ画像

高齢者レクリエーション「お宝探し」

伏せた紙コップの中を次々に覗いていき、内側に「当たり」と書かれたものを探すゲームです。運や素早さも重要ですが、より多くの紙コップを見るためには、一度見た紙コップを覚えておくことも必要なため、認知力の向上にも役立ちます。

参加人数、所要時間、効果など

参加人数
2人以上何人でも
スタッフ数
2人~
所要時間
5分~
必要な動作
つかむ
身体面の効果
手指の運動 腕の運動 協調運動
精神面の効果
認知力の向上 意欲の向上 競争心を養う

用意するもの

紙コップ
介護レクリエーションの道具「内側に当たりと書いた紙コップ」のイラスト
内側に「当たり」と書いたものを15個、何も書いていないものを35個。
テーブル
介護レクリエーションの道具「テーブル」のイラスト
2~3人がけ程度の大きさのもの。1脚。
いす
2脚

ゲームの流れ

数字1の画像[介護レクリエーション]

テーブルの上にすべての紙コップを伏せて置きます。参加者は2人1組となり、向かい合わせに座ります。

介護レクリエーション「お宝探し」ゲームの流れのイラスト[1]

ゲームをより盛り上げるポイント①

ゲームをはじめる前に、スタッフがさらに紙コップを混ぜると、「当たりはバラバラですよ」と参加者に印象づけることができ、気分を盛り上げることができます。

数字2の画像[介護レクリエーション]

スタッフの「ヨーイドン!」のかけ声で、次々に紙コップの中を見て、当たりを探します。ハズレの紙コップは、テーブル上のあいている場所に戻します。

介護レクリエーション「お宝探し」ゲームの流れのイラスト[2]

ゲームをより盛り上げるポイント②

スタッフはテーブルのそばにつき、参加者ごとに「当たり」を数えます。当たりが出たら、「当たり~!」と大きな声で言いながら、参加者から紙コップを受け取り、テーブルに戻して全体を軽く混ぜます。

数字3の画像[介護レクリエーション]

1分たったら終了の合図をします。より多くの「当たり」を見つけたほうの勝ちです。他の組と交替して、同様にゲームを行います。

皆で安全に楽しむためのポイント

さらにひと工夫

  • 紙コップの内底に、何種類かの花や野菜の名前を書いておき、指定したものを探すゲームにしてもいいでしょう。「桜」「ピーマン」のような簡単な指定から、「春の花」「緑の野菜」といった頭を使う指定まで、参加者に合わせて難易度を設定できます。
  • 参加者を赤チームと青チームに色分けし、「当たり」も赤字で書いたものと青字で書いたものを同じ数ずつ用意して、自分の色の「当たり」を探してもらう方法もあります。相手の色の当たりを引いたとき、表情を読まれないようにする心理戦的な楽しみが生まれます。

著者/三瓶あづさ

※本記事は『高齢者のためのかんたんレクリエーション』(日本文芸社/2012年6月21日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

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