スタッフが打った風船を参加者が打ち返し、箱の中に入れるゲームです。うまく箱の中に入れるには、参加者の技量だけでなく、お互いの呼吸が大切。１人につき３回チャンスがあるので、その間にスタッフは参加者が打ち返しやすい力加減や方向を見極めましょう。
目次
参加人数、所要時間、効果など
- 参加人数
- ６人程度～
- スタッフ数
- ２人～
- 所要時間
- ５分～
- 必要な動作
- 腕を振る
- 身体面の効果
- 手指の運動 腕の運動 協調運動
- 精神面の効果
- 認知力の向上 達成感が得られる 競争心を養う
用意するもの
- 風船
- 高さ35cm程度の大きさのものを使用。１個。
- ダンボール箱
- 100✕100✕100cm程度のダンボール箱のふたを切り取ったもの。１個。
- いす
- 人数分
- ホワイトボード
- １台
ゲームの流れ
参加者全員で輪をつくり、輪の中央にダンボール箱を置きます。人数が多い場合は、何グループかに分けてゲームを行います。
誰からはじめるかを決め、スタッフは風船を手に、ダンボール箱の横に立ちます。
ゲームをより盛り上げるポイント①
参加者の運動能力によって、スタッフが風船を打つ位置や箱の位置を調整しましょう。
スタッフが、最初の人に向かって軽く風船を打ち、その参加者は箱の中に入るように風船を打ち返します。うまく箱の中に入ったら１点とします。参加者ごとに得点をホワイトボードに記入しておきます。同様に、時計回りに全員とプレーします。
ゲームをより盛り上げるポイント②
風船を打ち出すときは「〇〇さん、いきますよ。そーれっ！」と声をかけます。参加者が打ち返した風船ボールがうまく箱に入ったときは、他の参加者と一緒に拍手を送りましょう。
全員が３回ずつプレーしたらゲーム終了。得点の高い順に順位をつけて発表します。
皆で安全に楽しむためのポイント
さらにひと工夫
参加者を同じ人数で２チームに分け、同時にゲームを行うチームに対抗戦にアレンジすることもできます。
- 各チームにスタッフが１人ずつ付き、「ヨーイドン！」の合図とともに、最初の人に向かって風船を打ち、その参加者は箱に向かって打ち返します。箱に入ったらチームに１点を加算し、時計回りに次の人へ進みます。
- チームの全員が風船ボールを打ち終えた時点で、得点の高いチームの勝ちとします。
著者／三瓶あづさ
※本記事は『高齢者のためのかんたんレクリエーション』（日本文芸社／2012年６月21日発売）の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています
