介護レクリエーション「箱たのみ」アイキャッチ画像

高齢者レクリエーション「箱たのみ」

床に置いた箱にビーチボールを当てて滑らせ、ゴールまで移動させるゲームです。2人で並んでゲームをし、先にゴールさせたほうが勝ち! ゲーム中に差がついても、うまく当たれば箱は一気にゴールに近づくので、緊張感を持ってゲームを楽しめます。

参加人数、所要時間、効果など

参加人数
2人以上何人でも
スタッフ数
2人~
所要時間
5分~
必要な動作
握る、投げる
身体面の効果
手指の運動 腕の運動 協調運動
精神面の効果
意欲の向上 創意工夫 競争心を養う

用意するもの

ビーチボール
介護レクリエーションの道具「ビーチボール」のイラスト
直径30cm程度のもの。1チームにつき1個。
お菓子の箱
介護レクリエーションの道具「お菓子の箱」のイラスト
30✕20✕5cm程度のもの。1チームにつき1個。
ビニールテープ
1巻
いす
2脚

ゲームの流れ

数字1の画像[介護レクリエーション]

ビニールテープで、スタートとゴールの線を1.5m~3m程度の間隔をあけて引きます。

参加者を同じ人数で2チームに分け、各チームから1人ずつが出てゲームをします。ゲームをする人はビーチボールを持ち、スタートラインから1m離れて座ります。

介護レクリエーション「箱たのみ」ゲームの流れのイラスト[1]

ゲームをより盛り上げるポイント①

ビーチボールに入れる空気の量で、箱に当てたときに動く距離を調整できます。ゲーム実施前にスタッフでリハーサルをして、適切な空気の量を見つけましょう。

数字2の画像[介護レクリエーション]

「ヨーイドン!」のかけ声とともに、ビーチボールを投げて箱に当て、ゴールへと近づけて行きます。ボールはスタッフがひろって参加者に渡します。何度もボールを当て、先に箱がゴールラインを越えたほうの勝ちとします。

介護レクリエーション「箱たのみ」ゲームの流れのイラスト[2]

ゲームをより盛り上げるポイント②

ゲームをはじめる前に、最初の位置から投げ続けるか、1投ごとに箱に近づくように移動してよいかを決めておきましょう。

数字3の画像[介護レクリエーション]

他の人も同様に対戦し、全員の対戦が終わった時点で、勝ち星の多いチームの勝ちとします。

皆で安全に楽しむためのポイント

参加者への気くばり

  • スタートからゴールまでの距離は、参加者の運動能力によって変えましょう。ビニールテープで50cmおきに線を引いておき、参加者によってゴールにする線を変える方法もあります。

さらにひと工夫

  • ビーチボールとお菓子の箱の代わりに、A3サイズの紙とバレーボールを使った「バレーボールたのみ」にアレンジすることもできます。難度が高いので、何度か「箱たのみ」で練習してからチャレンジすると良いでしょう。

著者/三瓶あづさ

※本記事は『高齢者のためのかんたんレクリエーション』(日本文芸社/2012年6月21日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

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