介護レクリエーション「頭の中をのぞきます」アイキャッチ画像

高齢者レクリエーション「頭の中をのぞきます」

課題カードに書かれた内容に対して、スタッフが思い浮かべた言葉を当てます。同じ課題でも、人によって思い浮かべる言葉はさまざま。どんな予想が出てくるのか、どの言葉が正解なのか、解答を発表するまで参加者もスタッフもドキドキのゲームです。

参加人数、所要時間、効果など

参加人数
9人程度~
スタッフ数
1人~
所要時間
5分~
必要な動作
文字を書く
身体面の効果
視覚への刺激 聴覚への刺激 手指の運動
精神面の効果
思考力の向上 認知力の向上 気分転換 他者との交流

用意するもの

課題カード
介護レクリエーションの道具「課題カード」のイラスト
A3サイズの紙に、「春の花」や「好きなおにぎりの具」など、誰もが思い浮かべやすい課題を書いたもの。5~10枚。
紙と筆記用具
介護レクリエーションの道具「紙と筆記用具」のイラスト
参加者が解答を記入するのに使用。1チームにつき1組。
いす
人数分
ホワイトボード
1台

ゲームの流れ

数字1の画像[介護レクリエーション]

3人程度の同じ人数で複数のチームをつくります。
スタッフは課題カードをよく切ってから1枚引き、カードに書かれた課題を発表します。

介護レクリエーション「頭の中をのぞきます」ゲームの流れのイラスト[1]

ゲームをより盛り上げるポイント①

課題は、参加者が解答を考えている間にも見えるよう、ホワイトボードなどに書き出しておきます。

数字2の画像[介護レクリエーション]

各チームで話し合い、スタッフが思い浮かべていそうな言葉を5つ予想して、紙に書き出します。
スタッフも、課題に対する答えを5つ考え、他の参加者に見られないようメモしておきます。

介護レクリエーション「頭の中をのぞきます」ゲームの流れのイラスト[2]
数字3の画像[介護レクリエーション]

全チームが予想を書き終わったら、スタッフが思い浮かべた言葉を発表し、予想がもっとも多く当たっていたチームの勝ちとします。

ゲームをより盛り上げるポイント②

スタッフが思い浮かべた言葉をひとつずつ読み上げ、当たっていたチームは手を挙げてもらうようにすると盛り上がります。

皆で安全に楽しむためのポイント

さらにひと工夫

  • 課題カードの内容は、「春夏秋冬の花」「好きな食べ物」などのほかに、「赤い色のもの」(解答例:ポスト、消防車、バラなど)や、「速い乗り物」(解答例:新幹線、飛行機、レースカーなど)といった、誰もが思い浮かべやすいものを選ぶようにします。
  • スタッフが思い浮かべた言葉を当てるのではなく、参加者の中から1人、代表者を出して、その人が思い浮かべた言葉を当てるようにしてもいいでしょう。

著者/三瓶あづさ

※本記事は『高齢者のためのかんたんレクリエーション』(日本文芸社/2012年6月21日発売)の内容より一部を抜粋・再編集して掲載しています

レクリエーションの記事一覧