第32回:令和元年度(2020年) 問題64 介護過程

次の事例を読んで、問いに答えなさい。

〔事例:問題64、問題65〕
Cさん(75歳、男性、要介護1)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症した。2か月前から在宅復帰を目的として介護老人保健施設に入所している。次女は遠方から時々面会に来ているが、長女とは音信不通の状態が続いている。
Cさんは現在、右片麻痺で歩行には杖(つえ)を使用している。担当の理学療法士から、「レクリエーションには積極的に参加するなど意欲はあるが、歩行状態が思うように改善しないと悩んでいた」との報告があった。
その後、歩行訓練やレクリエーションに参加しなくなり、居室のベッドで寝て過ごすことが多くなった。また、時々尿失禁をするようになった。
Cさんは、「自宅に帰りたいのに、このまま車いすになったらどうしよう」と担当の介護福祉職に打ち明けた。

〔問題〕
Cさんの介護過程の展開に関する次の記述のうち、最も適切なもの1つ選びなさい。

  1. 1
    長女から入所前の情報を収集する。
  2. 2
    現状を再アセスメントし、生活課題を抽出する。
  3. 3
    自宅に戻った後の介護計画を立案する。
  4. 4
    尿失禁に対応する介護計画の実施を優先する。
  5. 5
    介護計画の最終的な評価は理学療法士が担当する。
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監修者のご紹介

  • 高野晃伸
    中部学院大学短期大学部社会福祉学科 教授

    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

    ホームページ|中部学院大学プロフィールページ

    高野晃伸のプロフィール

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