第31回:平成30年度(2019年) 問題30 コミュニケーション技術

次の事例を読んで、質問に答えなさい。

〔事例:問題30、問題31〕
Kさん(75歳、女性)は、小学校教諭を定年退職した後、しばらく趣味やボランティア活動を楽しんでいたが、認知症(dementia)を発症し、介護老人福祉施設に入所した。見当識障害や記憶力低下がみられた。入所後、初めて息子夫婦が面会に来た。Kさんは息子に向かって、「ここで、国語を教えているの」と嬉(うれ)しそうに語った。息子夫婦は面会を終えて、介護福祉職のところに相談したいとやって来た。困惑したような表情の息子から、「母が、学校で教えていると言った時、どうしたらよいでしょうか」と質問があった。

〔問題〕
このときの、息子に対する応答として、最も適切なもの1つ選びなさい。

  1. 1
    「ここは学校ではないので、息子さんから直してあげてください」
  2. 2
    「お母さんの教員としての誇りを大切にしてあげてください」
  3. 3
    「お母さんの認識を改めるための何か良い知恵はありますか」
  4. 4
    「認知症(dementia)が進行しているので仕方ありません」
  5. 5
    「私たちも息子さんと同じように困っているんです」
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監修者のご紹介

  • 高野晃伸
    中部学院大学短期大学部社会福祉学科 教授

    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

    ホームページ|中部学院大学プロフィールページ

    高野晃伸のプロフィール

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    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

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