第31回:平成30年度(2019年) 問題116 総合問題

次の事例を読んで、質問に答えなさい。

〔事例:問題114から問題116まで〕
Fさん(78歳、男性)は、妻(75歳)と二人で暮らしていた。1か月前に脳出血(cerebral hemorrhage)で入院して、左半身の不全麻痺(ふぜんまひ)がある。立ち上がりや歩行に介助が必要なため、杖(つえ)や手すりを使用した歩行訓練をして、杖歩行(つえほこう)が可能になった。病院のソーシャルワーカーの勧めで、Fさんは介護保険の申請をして結果を待っていた。
ある日、「医師から退院の許可が出た」と、妻から介護支援専門員(ケアマネジャー)に連絡があった。
介護支援専門員(ケアマネジャー)は、「Fさんの退院後の在宅サービスを検討したいので病院に集まってほしい」と、在宅支援の関係者に会議への参加を依頼した。訪問介護員(ホームヘルパー)は、ケアプランの検討のために病院に行って、会議に参加した。会議には、主治医、病棟看護師、理学療法士も参加した。トイレで転ぶのではないかというFさんの心配について話し合った結果、トイレに手すりが必要だということになった。また、左足指に白癬(はくせん)(tinea)があり、薬が処方されていることも確認された。

〔問題〕
訪問介護員(ホームヘルパー)が、自宅に戻ったFさんの皮膚疾患に関する日常生活上の留意点を妻に指導する内容として、最も適切なもの1つ選びなさい。

  1. 1
    からだを温める。
  2. 2
    足を乾燥させる。
  3. 3
    着衣や寝具は熱処理する。
  4. 4
    足にワセリンを塗る。
  5. 5
    処方された塗り薬は気がついたときに塗る。
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監修者のご紹介

  • 高野晃伸
    中部学院大学短期大学部社会福祉学科 教授

    高野晃伸

    介護福祉士、介護支援専門員。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで現場経験を積み、松本短期大学介護福祉学科非常勤助手、名古屋柳城短期大学専攻科非常勤講師を経て、現在は中部学院大学短期大学部社会福祉学科の教授。

    ホームページ|中部学院大学プロフィールページ

    高野晃伸のプロフィール

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